カムフラージュ/Winter Lovers

カムフラージュ／Winter Lovers

「カムフラージュ／Winter Lovers」は、竹内まりやによる27枚目のシングルで、1998年11月18日にワーナーミュージック・ジャパンから発売されました。このシングルは、前作から2年ぶりのリリースで、両面ジャケットでデザインされたことが特徴です。特に両A面としての位置づけが強調されており、特に「Winter Lovers」側にはアメリカのキャラクター、バグズ・バニーが描かれています。

このシングルは、竹内まりやにとって初めて本格的にPVが制作された作品でもあります。「カムフラージュ」では竹内が森の中を歩く様子や外国人の家族の生活が描かれており、「Winter Lovers」ではスタジオでの歌唱シーンが映されています。

驚くべきことに、竹内まりやは19年11か月のキャリアを経て、ついに週間シングルチャートで初登場1位を記録しました。この快挙は、1999年にリリースされた「シングル・アゲイン」の2位が最高だったことから、ファンや音楽業界からも大きな注目を集めました。その後、シングルチャートでの1位獲得は、2020年1月に「いのちの歌（スペシャル・エディション）」として達成されるまで、実に21年1ヶ月も待たなければなりませんでした。この期間の長さは、シングル1位の獲得に関しての最長記録ともなっています。

また、このシングルは、フジテレビ系の高視聴率ドラマ『眠れる森』の主題歌としても使用されました。ドラマの影響を受けて、累計で46.3万枚を売り上げる大ヒットを記録し、竹内まりやの作品の中でも「純愛ラプソディ」、「シングル・アゲイン」に次ぐ売上を達成しました。

収録曲

全曲の作詞・作曲は竹内まりや、編曲は山下達郎が担当しています。収録曲は以下の通りです:
1. カムフラージュ
2. Winter Lovers
3. カムフラージュ （オリジナル・カラオケ）
4. Winter Lovers （オリジナル・カラオケ）

このシングルは、竹内まりやのアルバム『Bon Appetit!』と『Expressions』にも収録されています。

カバー

「カムフラージュ」と「Winter Lovers」は他のアーティストによるカバーも実現しています。「カムフラージュ」では、何嘉莉（1999年の広東語版「沉睡的戀人」）、ボビー・コールドウェル（2002年、コンピレーションアルバム『Sincerely...〜Mariya Takeuchi Songbook〜』）、樹里からん（2011年『TORCH』）、Uru（2020年『オリオンブルー (初回限定盤B)』）がカバーしています。

一方「Winter Lovers」は、シンディ・ローパー（2003年、コンピレーションアルバム『Sincerely...II〜Mariya Takeuchi Songbook〜』）がリリースしました。

このように、「カムフラージュ／Winter Lovers」は竹内まりやの音楽キャリアにおいて特別な位置を占める作品であり、多くの人々に愛され続けています。

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