カム・フラージュ

シングル「カム・フラージュ」について

柏原芳恵が1983年12月1日にリリースしたシングル「カム・フラージュ」は、彼女の16枚目のシングルとなります。この作品は、シンガーソングライター中島みゆきが、作詞・作曲を手掛けたことでも知られています。実は、中島みゆきが柏原芳恵に楽曲を提供したのは「春なのに」以来、4作ぶりのことでした。

楽曲の内容

「カム・フラージュ」のA面とB面はすべて中島みゆきによるもので、特に歌詞の深さとメロディの美しさが際立っています。また、B面に収録されている「雪」は、中島みゆき自身のカバーであり、元々は彼女のアルバム『臨月』に収録された楽曲です。 柏原芳恵の透明感のある声で歌われるこの曲は、聴く人々に感情的な影響を与え、時間を超えた名曲として残っています。

商業的成功

このシングルはオリコンチャートで最高6位を記録し、約20万枚の売上を達成しました。さらに、TBS系の人気番組『ザ・ベストテン』では最高7位、日本テレビ系の『ザ・トップテン』では4位にランクインするなど、幅広い人気を誇りました。この成功は、柏原芳恵の歌の魅力だけでなく、中島みゆきの楽曲の力によるものであることは間違いありません。

収録曲

本シングルには次の楽曲が収録されています：

• - カム・フラージュ (3分13秒)
• - 雪 (4分44秒)

いずれの曲も、中島みゆきが手掛けた楽曲であり、編曲は萩田光雄が担当しています。これにより、全体にわたって一貫した音楽性と情緒が表現されています。

セルフカバーと他のカバー

後に中島みゆき自身が1985年に「カム・フラージュ」のセルフカバーを行い、アルバム『御色なおし』に収録されました。さらに、工藤静香も2008年にリリースしたカバーアルバム『MY PRECIOUS -Shizuka sings songs of Miyuki-』にて「カム・フラージュ」を取り上げています。

このように「カム・フラージュ」は、柏原芳恵、中島みゆき、工藤静香といったアーティストたちに受け継がれてきた名曲であり、今もなお多くの人々に愛され続けています。オリジナルのリリースから数十年が経過した今でも、その良さは色あせることがなく、音楽ファンの心に残る作品となっています。

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