カモン!EXPO大作戦!!

『カモン！EXPO大作戦!!』

『カモン！EXPO大作戦!!』は、2010年10月6日から2016年9月29日までエフエム大阪で放送されていた生ワイド番組であり、嘉門達夫がメインパーソナリティを務めました。この番組は、関西の文化や話題を取り入れつつ、リスナーとのインタラクションを楽しみにした形式が特徴でした。特に、ツイッターを活用した内容が多く、リスナーの参加を促す姿勢が際立っていました。

放送内容の概要

最初に放送された2010年の期間中、番組は毎週水曜の夜に放送され、その後金曜の深夜に移行。放送時間が変更された際、嘉門は「拡大率700%」と意気込むものの、サポートメンバーや新たなコーナーの導入もありました。深夜放送は3時間にも及び、様々なコーナーが展開されました。中でも、リスナーからのツイッターで寄せられたネタを紹介する「ツイッターのパビリオンのコーナー」は人気となり、ネタの採用が多数行われました。

生放送ならではの緊張感や楽しさ、そしてリスナー参加型のスタイルが魅力的でした。また放送中には、岩崎なおあきの出演もあり、彼との掛け合いも話題を呼びました。合わせて「南海電鉄のカモン！南海超特急」など地域に根ざしたコーナーも魅力でした。

スポンサーの変遷

番組開始当初は様々な企業がスポンサーとして参加しました。初期のスポンサーには道頓堀今井や新世界元祖串カツだるまなどがあり、嘉門はそのスタイルを「FMのスポンサーとは思えない」と評しました。その後、パチンコ関連などのスポンサーも増え、番組内容にバリエーションをもたらしました。

ツイッター & ネタ投稿システム

『カモン！EXPO大作戦!!』の特徴の一つは、ツイッターを通じたネタ投稿システムです。特に、番組内で使われるハッシュタグ「#atakowa」は、リスナーが投稿を行う際に使用され、嘉門がネタを採用するかどうかを判断する基準となりました。多くの投稿者が参加し、時には2000通を超えるネタが寄せられることもありました。ただし、震災時には投稿が一時的に停止したという出来事もあり、リスナーの気持ちが番組に反映されていました。

生まれた楽曲

また、番組を通じて生まれた楽曲の中には、東日本大震災を受けて急遽制作された「希望のマーチ」があります。この楽曲は、震災からの復興を願いながら、多くのリスナーに届く形で発信されました。先述の楽曲は、ただのエンターテインメントを超えて、特別なメッセージを持つものであったことが印象的です。

まとめ

『カモン！EXPO大作戦!!』は、嘉門達夫の独自のスタイルとリスナーとのインタラクションを通じて、関西ラジオの新しい形を模索した番組でした。その内容や参加型の要素は、多くのリスナーに支持され、番組の終了後も彼の別番組にその文化が引き継がれていったのです。このように、ラジオ番組の中で横行する文化やコミュニケーションの形は、今後のメディアにおいても重要な役割を果たすことでしょう。

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