カラオケ1ばん

カラオケ1ばん Overview

『カラオケ1ばん』は、1984年11月5日から2020年3月26日まで、テレビ埼玉（TVS・テレ玉）で放送されていた音楽番組であり、視聴者参加型形式が特徴です。この番組は、32年余りにわたり多くの人々に親しまれ、地方の音楽シーンにおいて重要な役割を果たしました。2019年にその放送が35年を超え、テレ玉の中でも特に長寿の番組として知られるようになりました。放送回数は1,799回に達し、広範な視聴者層の支持を受けていました。

番組の成り立ちと歴史

本番組の前身は「TVSお店対抗歌合戦」で、1982年から1984年にかけて放送されました。『カラオケ1ばん』はそのスタイルを磨き上げ、新しい形で視聴者が参加できる音楽番組としてスタートしました。初期の頃は「カラオケ一番」というタイトルで放送され、2004年からは「カラオケいちばん」となりましたが、2006年10月から現在のタイトルに改称されました。番組は2019年12月26日の放送で、2020年3月26日に終了することが発表され、長い歴史に幕を降ろしました。

番組の内容

『カラオケ1ばん』では、毎回、埼玉県内や東京都の店舗で推薦された4名の参加者が、自慢の歌声を披露しながら優勝を争いました。特に毎年3月と9月のチャンピオン大会は、盛り上がりを見せ、過去に優勝した出場者が集まる「チャンピオン大会」は、特に注目されていました。通常放送では、チャンピオン大会の賞品が随時紹介されるほか、準優勝者による競演も行われるなど、継続的に魅力的なコンテンツを提供していました。

また、番組の司会を担当していた菅原孝や吉村明宏の時代には、各回の優勝者には歌のレッスンを受ける特典が付与されるなど、視聴者にとっても価値ある体験が提供される機会が多くありました。このように、ただの歌合戦に留まらず、参加者にとって成長の場ともなっていたのです。

放送枠の変遷

『カラオケ1ばん』の放送は、放送開始から2001年まで、月曜日の20:00から21:00にかけて行われていました。その後、2001年から2015年までは木曜日に放送時間が移り、20:00から21:00の枠に変更されました。そして、最終的な放送枠は、2015年4月より木曜日の19:00から19:55の間で行われ、その時間帯での長期放送が続きました。一方、再放送は、放送終了後2015年から月曜日の13:30から14:25となり、こちらも数回の変更が行われました。

歴代司会者と審査員

番組には多くの歴代司会者が存在し、青山孝や根津裕忠、北島といった人々がその役割を担いました。さらに審査員も様々な著名人が参加し、実力が求められる厳正な競争が行われました。特に放送終了時には、岡千秋、高柳六郎、麻こよみといった多彩なメンバーが揃い、高いレベルで競った参加者たちの歌声を見守っていました。

まとめ

『カラオケ1ばん』は、長年にわたって愛されてきた音楽番組であり、視聴者に多くの楽しみと感動を提供してきました。その終了に際して、多くのファンから惜しまれる声が上がるとともに、地方の音楽文化に貢献した番組としても記憶され続けることでしょう。

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