カリドゥ・クリバリ

カリドゥ・クリバリ

カリドゥ・クリバリ（Kalidou Koulibaly）は、1991年6月20日にフランスのサン＝ディエ＝デ＝ヴォージュで生まれたサッカー選手で、現在はサウジアラビアのプロリーグに所属するアル・ヒラルに在籍している。ポジションはディフェンダーであり、またセネガル代表としても活躍している。彼のプレースタイルは高身長を生かした身体能力の高さと的確なディフェンス技術に支えられ、世界中のサッカーファンからの支持を集めている。

経歴

クリバリは2010年にFCメスのユースチームからトップチームに昇格し、リーグ・ドゥでプロデビューを果たしました。2012年にはベルギーのKRCヘンクに移籍し、ジュピラーリーグでの試合に出場しながら、2012-13シーズンのベルギーカップ優勝を経験しました。2014年7月にはセリエAのSSCナポリに移籍し、そこで5年契約を結びました。ナポリでは、1年目からセンターバックとしてレギュラーに定着し、リーグ戦や公式戦で活躍しました。

彼のナポリ時代は特に輝かしく、公式戦317試合に出場して14ゴール、8アシストを記録。2017-18シーズンにはユヴェントスとの大一番で決勝ゴールを決め、チームの優勝争いに貢献しました。2022年7月にはチェルシーFCに移籍し、背番号26を背負ってプレーを開始しました。移籍後、数試合目には早速初得点を決め、チームの月間ベストゴールにも選出されましたが、その後は出場機会が減少しつつも、チームの一員として努力を続けました。2023年にはアル・ヒラルへの移籍が発表され、契約は2026年までの3年となりました。

代表としての活躍

クリバリは元々フランスの年代別代表として活動していましたが、2015年にはセネガル代表としてプレーすることを決断しました。2015年にはナミビアとの試合で代表デビューを果たし、2022年のカタールワールドカップにも選出されました。特に注目すべきは、ワールドカップのグループステージ最終節でエクアドルに対して決めたゴールであり、これがグループ突破を決定づける重要な得点となりました。

プレースタイル

クリバリは187cmの身長を生かした強靭な体格と、スピードを兼ね備えた選手です。元々は守備的ミッドフィールダーとしてキャリアをスタートしましたが、ナポリでセンターバックへと転向し、そのプレーの質を高めてきました。プレースタイルは非常に安定しており、攻守においてチームに欠かせない存在となっています。

パーソナルエピソード

クリバリはフランスでセネガル人の両親のもとに生まれ、セネガル代表を選んだ際には自身の思いを持って決断したと語っています。また、2016年にはセリエAの試合で人種差別的な野次を受けた際に主審が試合を中断させるほどの注目を浴びましたが、その中でもファンサービスを続ける姿が称賛されました。

結論

カリドゥ・クリバリは、その優れたディフェンス能力とリーダーシップで、サッカー界において重要な存在です。彼のキャリアは多くの成功によって彩られており、今後もさらなる成長が期待されます。

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