カリル・アル・ガムディ

カリル・イブラヒム・アル・ガムディ（Khalil Ibrahim Al Ghamdi、خليل إبراهيم الغامدي）は、1970年9月2日生まれのサウジアラビア人サッカー審判員です。彼はアラビア語と英語を操り、審判業の傍ら、リヤドで教師としても働いています。2014 FIFAワールドカップの審判候補にも選ばれました。

ガムディ氏は、数々の国際大会で審判を務めています。

北京オリンピック
ブラジル対ベルギー（グループC）
FIFAクラブワールドカップ2006
オークランド・シティFC対アル・アハリ（1回戦）
オークランド・シティFC対全北現代モータース（5位決定戦）
アフリカネイションズカップ2010
カメルーン対ザンビア（グループD）：唯一の非アフリカ人審判として担当
2010 FIFAワールドカップ
フランス対メキシコ（グループA）
チリ対スイス（グループH）

特に、2010 FIFAワールドカップでは2試合で主審を務めました。

しかし、ガムディ氏の審判キャリアには、議論を呼ぶ判定も含まれています。2012年6月12日に行われた2014 FIFAワールドカップアジア最終予選のオーストラリア対日本戦では、恣意的なPK判定により日本が勝ち点を逃す結果となりました。さらに、1-1の同点で迎えた後半ロスタイムには、日本にFKのチャンスが与えられたものの、本田圭佑選手がボールをセットする途中で試合終了の笛を吹くなど、不可解な試合運びが物議を醸しました。

また、2010 FIFAワールドカップのチリ対スイス戦では、イエローカード9枚とレッドカード1枚を提示。フランス対メキシコ戦でもイエローカード6枚を提示するなど、カードの多さも目立ちました。同年のAFCチャンピオンズリーグ2010の川崎フロンターレ対メルボルン・ビクトリーFC戦でも、イエローカード9枚、レッドカード2枚を出すなど、厳しい判定が特徴的です。

外部リンク

Profile FIFA.com （英語）
worldreferee.comによる紹介

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