カルロス・エウジェニオ・シモン

カルロス・エウジェニオ・シモン（Carlos Eugênio Simon）は、1966年1月5日生まれのブラジル人サッカー審判員です。身長179cm。1997年から国際サッカー連盟（FIFA）の国際審判員として活動し、数多くの国際試合で笛を吹いてきました。ポルトガル語とスペイン語に堪能です。

シモン氏は、特にFIFAワールドカップでの審判経験が豊富です。2002年の日韓ワールドカップでは、グループFのイングランド対スウェーデン戦、グループGのメキシコ対イタリア戦という重要な2試合を担当しました。その的確な判断と安定した試合運びで、国際舞台でも高く評価されました。

2006年のドイツワールドカップでも、グループEのイタリア対ガーナ戦、グループHのスペイン対チュニジア戦、そして決勝トーナメント1回戦のドイツ対スウェーデン戦という、さらに重要な3試合を担当しました。特に決勝トーナメントでの担当は、シモン氏への信頼の厚さを示しています。

2010年の南アフリカワールドカップでも、グループCのイングランド対アメリカ合衆国戦、グループDのガーナ対ドイツ戦を担当しました。3大会連続でのワールドカップ審判担当は、彼の経験と能力が国際的に認められている証と言えるでしょう。

シモン氏は、ワールドカップ以外にも、数多くの国際試合で審判を務め、その経験と知識を活かして、ブラジル国内のサッカーの発展にも貢献してきました。彼の審判としてのキャリアは、ブラジルのサッカー界における審判の地位向上にも大きく貢献したと言えるでしょう。

参照:
List of prospective 2010 FIFA World Cup referees (PDF)

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