カルロス・ガマーラ

カルロス・ガマーラ：パラグアイサッカーの鉄壁ディフェンダー

カルロス・ガマーラは、1971年2月17日生まれのパラグアイ出身の元サッカー選手です。卓越した守備力を持つセンターバックとして知られ、母国パラグアイ代表の象徴的な存在でした。

華々しいキャリアの軌跡

ガマーラのキャリアは、1991年にセロ・ポルテーニョで始まり、その後、CAインデペンディエンテ、再びセロ・ポルテーニョと渡り歩きます。その後は、ブラジル、ポルトガル、スペイン、ギリシャ、イタリアとヨーロッパの強豪クラブを渡り歩き、世界最高峰のリーグでその実力を発揮しました。所属したクラブは、SCインテルナシオナル、SLベンフィカ、SCコリンチャンス・パウリスタ、アトレティコ・マドリード、CRフラメンゴ、AEKアテネFC、そしてセリエAのインテルナツィオナーレ・ミラノなど、数多くの有名クラブが名を連ねます。晩年は、SEパルメイラスを経て、キャリアをスタートさせたセロ・ポルテーニョのライバルクラブであるオリンピア・アスンシオンで2007年に現役を引退しました。

パラグアイ代表での活躍

1993年から2006年まで、パラグアイ代表として長く活躍しました。代表チームではキャプテンを務め、110試合12得点を記録。これはパラグアイ代表歴代最多キャップ数です。

ワールドカップには1998年フランス大会、2002年日韓大会、2006年ドイツ大会と3大会連続出場を果たしました。特に1998年フランス大会では、FIFAワールドカップオールスターチームに選出されるなど、世界中から高い評価を得ました。

また、2004年のアテネオリンピックにもオーバーエイジ枠で出場し、銀メダルを獲得しています。

数々の栄誉

ガマーラの卓越した守備力は、数々の賞に輝いています。1995年、1996年、1998年、2000年、そして2005年には南米年間ベストイレブンに選出されています。これらは、彼が長年に渡り、南米最高のディフェンダーの一人として活躍したことを示しています。

レジェンドとしての地位

ガマーラは、強靭なフィジカルとリーダーシップ、そして正確なパスセンスを兼ね備えた、まさに鉄壁のディフェンダーでした。その堅実なプレーと献身的な姿勢は、多くのファンを魅了し、パラグアイサッカー史にその名を刻むレジェンドとして記憶されています。彼の功績は、単なる出場試合数や獲得タイトルだけでなく、パラグアイサッカーの発展に大きく貢献した、という点にこそ、その真価があると言えるでしょう。多くの若い選手たちにとって、彼は永遠のロールモデルであり続けることでしょう。

クラブ遍歴

セロ・ポルテーニョ (1991-1992, 1993-1995)
CAインデペンディエンテ (1992)
SCインテルナシオナル (1995-1996)
SLベンフィカ (1997)
SCコリンチャンス・パウリスタ (1998)
アトレティコ・マドリード (1999-2000)
CRフラメンゴ (2000-2001)
AEKアテネFC (2001-2002)
インテルナツィオナーレ・ミラノ (2002-2005)
SEパルメイラス (2005-2006)
* オリンピア・アスンシオン (2007)

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