カルロス・ヘルナンデス (右投手)

カルロス・エドゥアルド・ヘルナンデス

カルロス・エドゥアルド・ヘルナンデス（Carlos Eduardo Hernández）は、1997年3月11日生まれのベネズエラ出身のプロ野球選手で、現在はメジャーリーグベースボール（MLB）のカンザスシティ・ロイヤルズに所属する右投げの投手です。彼は、高速な直球と多様な変化球を武器に、メジャーリーグでの活躍を目指しています。

経歴

ロイヤルズ加入まで

ヘルナンデスは2016年7月19日に国際フリーエージェントとしてカンザスシティ・ロイヤルズと契約し、契約金は15,000ドルでした。プロ入り初年の2017年には、ルーキー級パイオニアリーグのバーリントン・ロイヤルズでデビューを果たし、12試合に登板し、1勝4敗、防御率は5.49という成績を残しました。

2018年：A級レキシントン・レジェンズ

2018年にはA級レキシントン・レジェンズに昇格し、全て先発として15試合に登板。6勝5敗、防御率3.29の成績を記録し、将来への期待を膨らませました。

2019年：怪我と成長

2019年は春季キャンプで肋骨を疲労骨折し、初登板が6月まで遅れましたが、ルーキーリーグからA級まで3チームで15試合に先発し、3勝5敗、防御率5.31の成績を残しました。シーズン終了後には、ルール・ファイブ・ドラフトから守るためにメジャー契約を結び、40人枠に登録されました。

2020年：メジャーデビュー

2020年、ヘルナンデスはA+級ウィルミントン・ブルーロックスに配属されましたが、COVID-19の影響でマイナーリーグが中止になり、ロイヤルズのトレーニングサイトで練習を積みました。9月1日にはメジャーリーグに昇格し、同日のクリーブランド・インディアンス戦で救援登板してメジャーデビューを果たしました。この年は5試合に登板し、0勝1敗、防御率4.91の成績を記録しますが、将来の可能性を十分に示しました。

2021年：先発経験の蓄積

2021年には、シーズン序盤に2回のマイナー降格を経験しましたが、7月下旬から先発ローテーションに定着。24試合に登板し、6勝2敗、防御率3.68という好成績を残し、チームの信頼を得る存在となりました。

選手としての特徴

ヘルナンデスの投球スタイルは、その直球の平均速度が約97.1mph（約156.3km/h）に達することが強みです。彼の投球の約半分はフォーシームに依存し、変化球にはカーブとスライダーが多く、時にチェンジアップを投げることもあります。特に、2023年のワールド・ベースボール・クラシックでは直球の最速を101.5mph（約163.3km/h）と記録し、その実力を証明しました。

結語

カルロス・エドゥアルド・ヘルナンデスは、カンザスシティ・ロイヤルズの期待の若手投手として、今後の成長が非常に楽しみです。彼の多彩な投球スタイルと高いポテンシャルは、メジャーリーグでの成功へと導く重要な要素となるでしょう。

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