カルロス・ボカネグラ

カルロス・マヌエル・ボカネグラ：アメリカを代表する元名ディフェンダー

カルロス・マヌエル・ボカネグラ（Carlos Manuel Bocanegra, 1979年5月25日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身の元プロサッカー選手です。ポジションは主にセンターバック、左サイドバックもこなしました。アメリカ代表として長年活躍し、キャプテンも務めた、まさにアメリカを代表するディフェンダーでした。

クラブキャリア

シカゴ・ファイアー時代

UCLAでの大学サッカーを経て、2000年にMLSスーパードラフトでシカゴ・ファイアーに入団。プロ1年目からセンターバックのレギュラーとして活躍し、USオープンカップ優勝に大きく貢献。その活躍が認められ、新人賞を受賞しました。シカゴ・ファイアーでは、2002年と2003年にMLS最優秀DF賞を2年連続で受賞。これはリーグ史上初の快挙であり、リーグ屈指のディフェンダーとしての地位を確立しました。

ヨーロッパでの挑戦

2004年1月には、イングランド・プレミアリーグのフラムFCへ移籍。当初は適応に苦しみましたが、最終的には左サイドバックのポジションを獲得し、チームに貢献しました。フラムでは、2006-07シーズンにチーム2位となる5得点を記録するなど、攻撃面でも存在感を示しました。その後、フランスリーグのレンヌ、サンテティエンヌを経て、スコットランドのレンジャーズFCへ移籍。

スコットランド、スペインでのプレー

レンジャーズFCでは、中心選手として活躍しましたが、クラブの財政危機によりチームを離れることになります。その後、スペイン2部のラシン・サンタンデールへ期限付き移籍。2013年にはMLSのチーヴァスUSAへ移籍し、母国でプレーしました。

アメリカ代表としての輝かしいキャリア

ボカネグラは、アメリカ代表としても長年活躍しました。2001年に代表デビューを飾り、2006年、2010年のFIFAワールドカップに出場。2007年には代表キャプテンに就任し、チームを牽引しました。2011年には、アメリカ代表史上12人目となる通算100試合出場を達成。アメリカ代表では、通算110試合に出場し、14得点を記録しました。

引退後

2014年に現役を引退。引退後は、MLS参入を目指すアトランタ・ユナイテッドFCのテクニカルディレクターに就任しました。

プレースタイルと評価

ボカネグラは、強靭なフィジカルと高い戦術理解度を兼ね備えたディフェンダーでした。センターバックとしてはもちろん、左サイドバックもこなせるユーティリティ性も持ち合わせていました。また、リーダーシップにも優れており、クラブと代表の両方でキャプテンを務めました。その功績から、アメリカサッカー界を代表する名選手として高く評価されています。

タイトル

クラブ

USオープンカップ (シカゴ・ファイアー): 2000, 2003

代表

CONCACAFゴールドカップ: 2002, 2007

個人

MLS年間最優秀新人賞: 2000
MLS年間最優秀DF賞: 2002, 2003

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