『カンフー・プリンセス・ウェンディー・ウー』(原題:Wendy Wu: Homecoming Warrior)は、
2006年に
ディズニー・チャンネルのオリジナルムービーとして放送されたアメリカの
テレビ映画です。
物語は、1500年に渡り、90年周期で蘇る悪の化身ヤン・ローを倒し続けてきた「陰の戦士」メイ・ソンとその子孫たちに焦点を当てています。中国の寺院で武道を修めたシェンは、メイ・ソンを命懸けで助けた者の生まれ変わりであり、
前世の記憶を全て持っています。ヤン・ローが蘇る年に、シェンはアメリカへ渡り、メイ・ソンの子孫である女子高生ウェンディー・ウーを見つけ出します。
ウェンディーは学園祭のクイーンになることしか頭になく、シェンの話を受け入れようとしません。しかし、彼女の祖母はシェンの話を信じ、孫娘が戦士になることを名誉に思い、シェンを家に泊めることにします。ウェンディーは、苦手な
世界史で良い成績を取るために、シェンから中国の歴史を学ぶことを条件に、渋々ながらカンフーのトレーニングを開始します。トレーニングを通じてウェンディーは強くなり、シェンとの間にも友情が芽生えます。学園祭のクイーンにも選ばれますが、ヤン・ローとの決戦日が学園祭と重なっていることを知り、学園祭を選んでしまいます。
しかし、シェンが単身で戦いに行ったことを知ったウェンディーは、カンフーの師匠たちと共に駆けつけ、シェンと力を合わせてヤン・ローを打ち倒します。シェンはこれまでヤン・ローを倒すために命を捧げてきましたが、ウェンディーによってヤン・ローは永遠に葬られ、シェンもまた、生き続けることができるようになりました。
撮影は
2006年に
ニュージーランドのオークランド市で行われました。
主なキャスト
ウェンディー・ウー:ブレンダ・ソング
シェン:
小山田真
ジェシカ:エレン・ウログロム
オースティン:アンディー・フィッシャープライス
ニーナ:スーザン・チェン
おばあちゃん:ツァイ・チン
日本語吹き替え
ウェンディー:山下亜矢香
ジェシカ:竹田まどか
オースティン:坂詰貴之
ニーナ:葛城ゆい
おばあちゃん:真山亜子
主なスタッフ
監督:ジョン・リアング
製作総指揮:ラルフ・ファーカー
プロデューサー:ジャニン・ディケンズ
共同プロデューサー:シャノン・マーフィー
脚本:ヴィンス・チャン、ベン・モンタニオ、B.マーク・シーブルックス、リディア・ルック
アクション監督:坂本浩一
この映画は、アメリカ合衆国カリフォルニア州を舞台に、普通の女子高生が伝説の戦士として成長していく姿を描いています。アクションとコメディの要素が組み合わさった、ディズニーらしいエンターテイメント作品です。
外部リンク
カンフー・プリンセス・ウェンディー・ウー - Disney+
*
Wendy Wu: Homecoming Warrior - IMDb