カンブレ (スペイン)

カンブレ（Cambre）

カンブレは、スペイン北西部、ガリシア州ア・コルーニャ県に位置する自治体です。コマルカ・ダ・コルーニャに属し、2012年の人口は約2万4千人です。住民は「cambrés/-esa」と呼ばれます。

地理

カンブレは、面積40.7平方キロメートルに12の教区を擁します。地形は比較的緩やかな起伏で、最高地点の海抜は130メートルです。自治体の西端、オ・テンプレ教区のみが海に面しており、海洋性気候の影響を強く受けています。自治体内をメロ川が流れ、セセブレ池へと注いでいます。

気候は温暖湿潤な海洋性気候で、年間を通して降水量が多く、湿度が高いのが特徴です。植生は豊かで、樫、松、ユーカリなどの森林が広がっています。

歴史

カンブレには、新石器時代のドルメンや、シグラスのカストロ遺跡など、古代の遺跡が数多く残されています。これらの遺跡は、この地域が古くから人々の生活の場であったことを物語っています。市内を通るサンティアゴ巡礼路「イギリスの道」は、古代ローマ時代にはすでにア・コルーニャとベタンソスを結ぶ街道として機能しており、ローマ時代の遺跡も発見されています。

政治

現在の自治体首長は、ガリシア国民党（PPdeG）のマヌエル・リバス・カリダッ氏です。2011年の自治体選挙では、ガリシア国民党が7議席、ガリシア社会党（PSdeG-PSOE）が5議席を獲得しました。

名所・史跡

カンブレには、以下のような名所・史跡があります。

古代ローマの遺跡
サンタ・マリーア・デ・カンブレ教会
サンティアゴ巡礼路イギリスの道
考古学博物館

教区

カンブレは、以下の12の教区に分かれています。

Anceis
Andeiro
Bribes
Cambre
Celas
Meixigo
O Temple
Sambreix
Sigrás
Cela
Brexo-Lema
Lema

カンブレは、歴史と自然が調和した魅力的な自治体です。古代からの遺跡や教会、巡礼路などを巡りながら、ガリシアの豊かな文化と自然を満喫できます。

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