カヴァレラ・コンスピラシー

カヴァレラ・コンスピラシーの紹介

カヴァレラ・コンスピラシー（Cavalera Conspiracy）は、2007年にブラジルのメタルシンガー、マックス・カヴァレラによって設立されたヘヴィメタルバンドです。本バンドは、彼と弟のイゴール・カヴァレラがかつて活動していた伝説的なメタルバンド「セパルトゥラ」での長い確執を経て、再び音楽活動を共にすることを決意した結果生まれました。わずか数年前、2人は互いに距離を置いていましたが、その後の和解を受けて、新たなサイドプロジェクトを立ち上げることとなりました。

このバンド名の「カヴァレラ・コンスピラシー」は、「カヴァレラ兄弟の共謀」を意味し、彼らの再結成の重要なステップを象徴しています。現在のメンバーには、スラッシングなギターを担当するマックス・カヴァレラとドラムを叩くイゴール・カヴァレラがいます。また、他のメンバーには、ソウルフライのギタリストであるマーク・リゾやフランスのバンド「Gojira」のボーカリスト、ジョー・デュプランティエが参加しており、国際色豊かなメンバー構成が特徴です。このことから、彼らは「スーパー・グループ」とも称され、世界中のメタルファンから大きな注目を集めています。

ディスコグラフィ

カヴァレラ・コンスピラシーは、これまでに多くのスタジオアルバムをリリースしており、それぞれが強烈なメタルサウンドと深い歌詞を特徴としています。2008年2月には、メタル界の名門であるロードランナー・レコードから1stアルバム『インフリクテッド』がリリースされ、その後も『ブラント・フォース・トラウマ』（2011年）、『パンデモニウム』（2014年）、『サイコシス』（2017年）と続いています。そして、2023年には「モービッド・ヴィジョンズ」が発表され、これはセパルトゥラの初期作品の再録版としても注目を集めました。

メンバー構成

現在のメンバーは以下の通りです：

• - マックス・カヴァレラ (ボーカル、ギター)
• - イゴール・カヴァレラ (ドラム)

過去には、ジョー・デュプランティエ（ベース、2007年～2008年）、マーク・リゾ（ギター、2007年～2021年）、ジョニー・コウ（ベース、2008年 - 2012年、2015年 - 2016年）、ネイト・ニュートン（ベース、2013年 - 2015年）など、多彩なメンバーが在籍していました。これらのメンバーの相互作用が、カヴァレラ・コンスピラシーのサウンドやパフォーマンスをさらに魅力的にしています。

ライブパフォーマンス

バンドは2009年に、日本で開催されたサマーソニックに出演し、そのパフォーマンスは多くのファンの記憶に焼き付きました。マックスとイゴールのパワフルな演奏に加え、他のメンバーの技術も光り、観客を魅了しました。カヴァレラ・コンスピラシーは、音楽的な力強さだけでなく、その歴史的背景や兄弟の絆もあいまって、メタルシーンでの存在感を確固たるものにしています。

今後の彼らの活動にも、世界中のメタルファンと音楽シーン全体が注目しています。

もう一度検索