『
カードファイト!! ヴァンガード』は、
2018年5月から
2020年11月にかけて放送された日本のアニメシリーズです。この作品は、
2018年3月に発表された新たなシリーズで、月刊誌『月刊
ブシロード』に連載されていた漫画版を基にしつつ、オリジナルの要素も取り入れて作成された完全新作となっています。前作『
カードファイト!! ヴァンガードG Z』からのリブート作品であり、OLMがアニメ制作を担当しました。
概要
物語の舞台は、無印シリーズ(2011年版)と同じですが、ストーリーや設定には変更点や矛盾が存在し、新たに描かれる物語は漫画版をベースに進行します。また、無印シリーズから続く未来の物語ではありますが、前作『
カードファイト!! ヴァンガードG』との明確な関係性は示されていません。2024年現在、日本ではDVDやBlu-rayのリリースはなく、有料動画配信サービスで視聴できる状況です。
シリーズの放送
中学生編・高校生編
最初のシリーズは
2018年5月5日から2019年5月4日までTOKYO MXなどで全52話放送されました。
それまで
テレビ東京系列を中心にアニメが放送されていたのに対し、本作品は地上波の放送がローカルネットへと変更され、BSではBS11での放送となりました。キャッチコピーは「先導者たちに再び出会う物語」というもので、広告代理店の関与なしで制作されたのも特徴です。
続・高校生編
次に、2019年5月11日から8月10日まで放送された続編では、漫画版のその後を描いたオリジナルストーリーが展開されました。全14話が放送され、キャッチコピーは「運命は再び交差する」で、再び
テレビ東京系列で放送されました。この時期、平成から
令和への元号改元を受けて、
令和初のアニメ作品としても知られています。
新右衛門編
さらに、2019年8月から
2020年3月まで放送された新右衛門編では、新田シンが主役となります。全31話が展開され、最初のシリーズの10年前の物語が描かれています。キャッチコピーは「新章突入!若き店長(新田シン)の物語が幕を開ける―」です。
外伝イフ
2020年5月から11月には、全25話の外伝『
カードファイト!! ヴァンガード外伝 イフ-if-』が放送されました。この外伝は前作の設定を基にし、今度の物語がカードファイト以外の形で描かれる新たな試みに挑戦しています。
あらすじ
物語の中では、アイチと櫂の再会から約10年が経過した頃、ミサキが両親を失い、経営危機にある「カードキャピタル」を守るため、「自称・店長」として新田シンが立ち上がります。物語は、新田と日比野エスカの間で繰り広げられるキャピタルを巡る競争を描いています。さらに、外伝では歴史が歪んだ「ifの世界」が舞台となり、カードファイトが通用しない状況で、エミやシュカたちが本当の歴史を取り戻す冒険を繰り広げることになります。
まとめ
『
カードファイト!! ヴァンガード』は、シリーズ通じて新旧のキャラクターたちの再会や新たな出会いを描きながら、カードゲームという要素を基にした独自のストーリーが展開されています。各シリーズにはそれぞれの個性があり、視聴者はキャラクターの成長や友情、競争を通じて物語を楽しむことができます。