カーニバル (日本の音楽グループ)

カーニバルとは

カーニバルは1970年代後半に活動した日本のニューミュージックおよびシティポップのグループである。彼らは当時の音楽シーンにおいて、独自のスタイルとサウンドで多くのファンを魅了した。

メンバー構成

グループは以下の主要メンバーで構成されていた。

• - 西木栄二（ボーカル・ギター）: 1952年生まれ、グループの中心的存在であり、フォークグループ「猫」や小室等＆ザ・ファクトリーに参加していた。
• - 大塚修司（ボーカル・ギター・キーボード）: 1955年生まれ、グループのサウンドに多様性を加えた。
• - 亀岡亮次（ベース）: 1954年生まれ、グループの初期メンバーとして重要な役割を果たした。

活動の始まりと成功

グループは1977年8月にCBSソニーからリリースしたアルバム「MIDNIGHT CARNIVAL」でデビューを果たした。このアルバムは、カーニバルの音楽スタイルが確立されるきっかけとなり、ニューミュージックやシティポップの融合を示す作品として評価される。

ヒットシングル

デビュー後、カーニバルはエピックソニーに移籍し、1978年10月にはシングル「さよならロッキー」をリリースした。この曲は吉田拓郎の作曲によるもので、ラジオでのヘビーローテーションによって多くのリスナーに親しまれヒットを記録した。しかし、ベース担当の亀岡が脱退する事態となった。

二人組としての活動と解散

亀岡の脱退後、残された西木と大塚は二人組として活動を続けた。彼らはヤクルトオレンジジュースのCMソングに採用されたシングルをリリースしたが、これがグループとしての最後の作品となった。カーニバルは1979年まで活動を続けたが、その後自然な形で活動を終了することとなった。

解散後の活動

カーニバル解散後、西木と大塚はそれぞれの道を歩むこととなる。二人とも他アーティストへの楽曲提供やプロデュースに関わり、音楽業界での存在感を示し続けた。特に西木は、1992年にシングル、1993年にアルバムをリリースし、ソロアーティストとしても一定の成功を収めている。

ディスコグラフィー

• - シングル

- FULL MOON BABY　c/w　スーパーガール(1977年9月1日)
- FEEL SO GOOD　c/w　プレゼント(1978年3月21日)
- さよならロッキー　c/w　ぼくはかけ足(1978年10月21日)
- 青春100% -TRY SOMETHING NEW-　c/w　COFFEE TALK(1979年6月21日)

• - アルバム

- MIDNIGHT CARNIVAL(1977年8月21日)

カーニバルは、日本の音楽シーンにおいて一時期存在したが、その存在はニューミュージックやシティポップの流行に寄与し、今なお多くのリスナーに愛され続けている。

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