ガバリン3

映画『ガバリン3』の概要

『ガバリン3』（原題: House IV）は、1992年にアメリカで公開された映画であり、ハウス4部作の最終作です。この作品では、オリジナルの『ガバリン』シリーズから再登場するキャラクターであるロジャー・コッブが描かれていますが、シリーズの前作とは設定や家族構成が大きく異なっており、直接の繋がりはありません。しかし、全体的な雰囲気は最初の『ガバリン』や『ガバリン2 タイムトラぶラー』と同様にコメディとホラーが融合した作品となっています。また、本作は全米映画協会からR指定を受けており、視聴者には注意が必要です。

あらすじ

主人公のロジャー・コッブ（演じるのはウィリアム・カット）は、幸せな家庭を築いています。彼は妻のケリー（テリー・トリーズ）と子供の娘ローレル（メリッサ・クレイトン）と一緒に、海岸線に位置する古びたコッブ家の屋敷に住んでいます。この屋敷はひと気がなく、どこか寂しさを感じさせる場所です。

しかし、ロジャーの義理の兄であるバーク（スコット・バークホルダー）は、マフィア関連の不動産開発業者にこの大邸宅を売却するよう繰り返しロジャーに求めています。バークは、ロジャーの意向とは裏腹に積極的に家を売ろうと運動していますが、ロジャーはこの家を手放す気は全くありません。

その後、物語は急展開を迎えます。ロジャーは交通事故に遭い、残念ながら命を落としてしまいます。この事故によって娘ローレルは車いすを利用することになり、残された家族は深い悲しみに包まれます。しかし、バークが家を売却できないのは、ロジャーの魂がこの家に留まっているからです。ロジャーは家族を守るため、自らの死の真相を明らかにしようとしているのです。

妻のケリーは、家に起こる数々の超常現象に悩まされます。そこで、彼女はアメリカン・インディアンの導師に相談することにしました。導師からの助言を受けたケリーは、ロジャーが命を落とした事故が単なる事故ではなく、冷酷な殺人であったことを知ります。さらに、バークがこの家の土地をマフィアに売却し、危険な廃棄物の不法投棄用地にしようとしていることも明らかになってきます。

このように、ケリーはロジャーの霊と他のインディアンの霊魂からの警告を受け、家族を救うための戦いに立ち向かうことになります。『ガバリン3』は、ホラー要素とともに深い人間ドラマが描かれており、最後まで目が離せない展開が繰り広げられます。

外部リンク

• - ガバリン3 - allcinema
• - House IV - オールムービー
• - House IV - IMDb

この作品は、単なるホラー映画としての枠を超え、家族や絆、そして惨劇の背後に潜む真実を描いた映画であるため、多くのファンに愛され続けています。

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