ガムラ・ウッレヴィ

ガムラ・ウッレヴィは、スウェーデン、ヨーテボリに位置するサッカースタジアムです。2009年4月5日に建設され、ヨーテボリを拠点とする複数のクラブにとって重要なホームスタジアムとなっています。

施設の概要

このスタジアムは、IFKヨーテボリ、GAIS、エルグリーテISというヨーテボリ・アライアンスに所属するクラブに加え、サッカースウェーデン女子代表のホームスタジアムとしても利用されています。収容人数は19,000人で、そのうち15,000席が座席となっています。また、2,500平方メートルの商業スペースと27のボックスシートを備えており、試合観戦だけでなく、様々な用途に対応できる施設となっています。ピッチは105×68メートルで、天然芝が使用されており、選手のパフォーマンスを最大限に引き出す環境が整っています。

元々、ガムラ・ウッレヴィは1916年に建設されましたが、老朽化に伴い、2007年から2009年にかけて大規模な改築が行われ、現在の姿になりました。また、隣接して、より大きなスタジアムであるニーア・ウッレヴィ（Nya Ullevi, または単にウッレヴィ, Ullevi）があります。この2つのスタジアムは、ヨーテボリにおけるスポーツ文化の中心地としての役割を担っています。

主な大会・イベント

ガムラ・ウッレヴィでは、UEFA U-21欧州選手権2009などの国際的な大会が開催されています。また、ヨーテボリ・アライアンスに所属するクラブが、国内リーグ戦やカップ戦などで使用しており、年間を通して多くの試合が開催されています。

ヨーテボリ・アライアンス

ヨーテボリをホームタウンとするIFKヨーテボリ、GAIS、エルグリーテISの3クラブは、1919年からヨーテボリ・アライアンス（Göteborgs Alliansen）を結成し、共同で様々な活動を行っています。特に国際マッチの企画に力を入れており、アーセナル、ACミラン、ディナモ・モスクワ、マンチェスター・ユナイテッドといったビッグクラブを共同で招待し、ガムラ・ウッレヴィで試合を開催しています。これらの試合は、ヨーテボリのサッカーファンにとって、世界トップレベルのプレーを間近で見られる貴重な機会となっています。

ニーア・ウッレヴィが完成した際に、アライアンスは一時的にそこへ移転し、33年間を過ごしましたが、1992年にガムラ・ウッレヴィに戻りました。2006年から2009年の再建期間を除き、現在も3クラブはガムラ・ウッレヴィをホームスタジアムとして使用しています。このスタジアムは、ヨーテボリのサッカーの歴史と深く結びついており、ファンにとっては特別な場所となっています。

所在地・アクセス

ガムラ・ウッレヴィは、ヨーテボリの中心部に位置しており、アクセスも非常に便利です。

鉄道：ヨーテボリ中央駅（Göteborg C）から徒歩5分
トラム：ドロットニング・トリエット（Drottningtorget）、ウッレヴィ・セードラ（Ullevi södra）、ウッレヴィ・ノッラ（Ullevi norra）から至近

これらの交通機関を利用することで、国内外からの訪問者も容易にスタジアムへアクセスすることができます。

ガムラ・ウッレヴィは、ヨーテボリのサッカー文化を象徴するスタジアムであり、地元クラブの熱い戦いを支え続けています。

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