ガンダムコンクエスト

『ガンダムコンクエスト』

『ガンダムコンクエスト』は、バンダイナムコエンターテインメントが開発したスマートフォンおよびタブレットPC向けのオンラインウォー・シミュレーションゲームです。このゲームは、人気の「ガンダムシリーズ」と「Kingdom Conquest」のシステムを融合させた形で展開されており、プレイヤーは多様なモードで戦略を駆使しながら楽しむことができます。

ゲームの特徴

ゲーム内容は、主に以下の3つのモードに分類されます。

1. 戦争

このモードでは、4つの異なる勢力が集結し、エリアの支配権を争います。最大800人が同時に対戦可能で、勢力は以下のように分かれています：

• - ブルー：地球連邦軍、リガ・ミリティアなど
• - グリーン：ジオン公国、ザンスカール帝国など
• - アクア：地球連合軍、アロウズなど
• - パープル：ザフト、ソレスタルビーイングなど

このように多彩なキャラクターと戦略が求められ、プレイヤーのスキルが試される場となっています。

2. 内政

こちらはリアルタイムストラテジーの要素が強く、プレイヤーは自らのコロニーを管理し、さまざまな施設を建設しながら育てていきます。『ガンダムジオラマフロント』に類似した面もあり、戦略性が求められます。

3. アクション

このモードでは、プレイヤーがユニットを直接操作し、最大4人での協力プレイが楽しめます。従来の『機動戦士ガンダムオンライン』のプレイ感に近く、チームプレイが重要な要素となっています。

コンシューマ版

PlayStation Vita版は2015年に『ガンダムコンクエストV』としてリリースされましたが、2016年にサービスは終了しました。

開発の背景

このゲームは、バンダイナムコエンターテインメントの川嶋康師がプロデューサーとして関わり、木原卓が開発ディレクターとして重要な役割を果たしました。彼らはゲームの品質向上に努め、ユーザーからの要望にも応える形で進化を続けました。

機体の選出と強化

ゲーム内では、勢力ごとに新たな機体が追加され、長く遊べるような設計が施されています。強化や調整も考慮されており、プレイヤーは多様な戦術を駆使して楽しむことができます。特にシーズン11で導入されたバディシステムは、一部の能力を犠牲にして新たなスキルを強化するポイント制度を採用しています。

広報活動

ゲームの深い内容を短い言葉で伝えることが難しいため、2015年からファミ通で連載企画『熱闘！ガンコン道場』が始まりました。この企画は、ゲームの面白さをプレイヤーの脳内に広めることを目的としていました。また、プレイヤー同士の大会や公式選手権「ガンコン王選手権」も実施され、コミュニティを活性化させました。

反響とユーザーベース

川嶋氏が語るところによると、ユーザーを大切にする方針が功を奏し、ゲームは4周年を迎えることができたとのことです。難易度が高いため、主に30〜40代の層が多く、時代背景にあった世代の支持を受けていました。ゲームの魅力が彼らを惹きつけている一方で、ガンダムに詳しくない層でも、ゲーム性に魅了されるプレイヤーも存在しました。

結論

『ガンダムコンクエスト』は、その独自のゲームシステムと多種多様なプレイモードによって、ガンダムファンだけでなく、広範なユーザー層に愛されました。オンラインでの戦略と協力プレイが盛り込まれたこのゲームは、今なお多くのファンによって語り継がれています。

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