ガンパレード・オーケストラ

ガンパレード・オーケストラシリーズ

ガンパレード・オーケストラシリーズは、ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたPlayStation 2用ゲームシリーズです。ゲームデザイン、企画原案、シナリオは芝村裕吏が担当し、企画はアルファ・システム、仕様・ディレクションはio-spiral、開発はダイスが手掛けました。

2000年に発売されたPlayStation用ソフト『高機動幻想ガンパレード・マーチ』（以下『GPM』）のストーリー上の続編にあたり、一部キャラクターが継続して登場しているのが特徴です。また、このゲームシリーズを原作としたTVアニメ『ガンパレード・オーケストラ』が2005年10月よりテレビ朝日系列にて放映されました。

各作品の紹介

ガンパレード・オーケストラ 白の章 〜青森ペンギン伝説〜

2006年1月12日に発売された三部作の第一弾。舞台は『GPM』から約半年後の1999年12月から2000年2月までの青森県。北海道と本州の分断を企む幻獣軍と、二線級部隊である3241小隊の戦いを描いています。登場人物のAIによる行動制御や人物相関による行動の変化といった『GPM』の特徴を踏襲しつつ、戦闘は三人称視点のシューティングゲームへと進化しました。

ガンパレード・オーケストラ 緑の章 〜狼と彼の少年〜

2006年3月30日に発売された三部作の第二弾。中国山岳地帯を舞台に、撤退命令に反抗し、人々を守るために戦い続ける第105山岳師団「シュークリームナイト中隊」の熾烈な戦いを描いています。白の章のセーブデータを読み込むことで、白の章に登場したプレイヤーキャラクター候補を登場させることが可能です。オリジナル要素として動物兵器が登場し、部隊員との連携が鍵となります。

ガンパレード・オーケストラ 青の章 〜光の海から手紙を送ります〜

2006年7月20日に発売された三部作の第三弾。小笠原諸島の父島を舞台に、天体観測施設を管理する特別混成部隊「石塚分遣隊」の面々が、撤退までの思い出づくりとして天体観測計画を進める様子や、運命のヒーローとヒロインの恋愛を描いています。データ連動により、白の章、緑の章に登場したプレイヤーキャラクター候補をPC・NPCとして登場させることが可能です。

シリーズの特徴

ガンパレード・オーケストラシリーズは、各作品ごとに舞台やストーリー、ゲームシステムに変化を持たせながらも、『GPM』から受け継いだ要素を大切にしています。登場人物たちの人間関係や成長、そして戦いを通じて描かれるドラマは、多くのファンを魅了しました。

登場人物

各章に多数のキャラクターが登場しますが、ここでは白の章の主要キャラクターを一部紹介します。

石田咲良: 白の章のヒーロー。秀才でナルシストな15歳。指揮官タイプとして優れており、訓練成功率も高いです。
横山亜美: 口癖は「ぶっとばす」の血気盛んな切り込み隊長。理想の男性を追い求めている16歳です。
小島航: 教師である小島空の弟。中性的な魅力があり、女性に間違えられることが多い17歳です。
村田彩華: 挫折続きの人生を歩んできた21歳の女性。現在はのんびり屋で昼行灯のような性格です。
菅原乃恵留: 病を抱えているが、明るくて元気なムードメーカーの15歳。文武両道の才媛です。
渡部愛梨沙: 佐藤尚也の幼馴染で、彼を好いて幼年学校まで進んだ気性の激しい少女。柔道が得意な13歳です。

その他

各作品には、ドラマCDや小説などの関連商品も発売されています。より深くガンパレード・オーケストラの
世界観を堪能したい方は、ぜひこれらの関連商品もチェックしてみてください。

シリーズを通して、魅力的なキャラクターと重厚な世界観が織りなすドラマティックな物語が展開されます。未プレイの方は、ぜひこの機会にガンパレード・オーケストラの世界に触れてみてください。

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