ガール・ハッピィ/チキン・オブ・ザ・シー

『ガール・ハッピィ/チキン・オブ・ザ・シー』の詳細

1965年6月5日にリリースされた『ガール・ハッピィ/チキン・オブ・ザ・シー』は、ジャニーズにとって4枚目となるシングルです。今回のシングルは初の両A面という形態をとっており、2曲のそれぞれが独自の魅力を持っています。特に注目すべきは、『ガール・ハッピィ』です。この曲は、同年3月にエルヴィス・プレスリーが発表した楽曲のカバー版となります。エルヴィス・プレスリーは、その影響力や音楽スタイルで多くのアーティストに影響を与え続けており、ジャニーズがこの楽曲を取り上げたことは、彼らの音楽的幅を広げる重要な要素となりました。

もう一方の楽曲『チキン・オブ・ザ・シー』は、「海の臆病者＝金槌」をテーマにしたユニークな曲で、その原曲は1964年にアメリカ西海岸のボーカルグループ、The Go-Go'sによってリリースされました。この曲は、聴き手に軽快なリズムと楽しげな雰囲気を伝えるもので、特にバカンスシーズンにぴったりの楽曲として親しまれています。

ジャケットデザイン

本シングルには、2種のジャケットデザインが存在します。初回プレス分は明るい黄色が基調となった4面ジャケットで、特に「スイム」の踊り方が詳しく説明されています。このジャケットは、レコード番号の部分を切り取って応募することで、抽選で水着が2,000名に当たるという懸賞も行われていました。そのため、応募締切日以降にプレスされたジャケットは、背景が白く変更されることとなります。また、白いジャケットはデザインが異なり、衣装やポーズも刷新されています。興味深いことに、白ジャケットの方は市場に出回る数が極めて少なく、希少価値が高いとされています。

初回プレスのジャケットのように、特定のデザインがファンの間でのコレクターズアイテムとなることは珍しいことではありませんが、特にこのシングルの場合、多くのファンにとって早期の記憶を呼び起こす重要なアイテムです。

曲情報

このシングルの収録曲には、演奏をジャッキー吉川とブルー・コメッツが担当しており、各曲は次のようになります：

• - ガール・ハッピィ（2分4秒）

    作詞：なかはらひろと
    作曲・編曲：東海林修

• - チキン・オブ・ザ・シー（2分13秒）

    作詞：藤川桂介
    作曲・編曲：東海林修

また、2023年10月現在、『ガール・ハッピィ』は未だCD化されていないため、アナログレコードの時代を感じさせる一枚としても注目されています。このシングルは、音楽史において重要な位置を占めており、今後も多くのファンに愛され続けることが予想されます。

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