キア・ニロ

KIA ニロ (NIRO) の詳細

KIAが製造している「ニロ」は、韓国のハイブリッド専用車として注目されています。初代モデルは2016年に登場し、特に注目されたのはその洗練されたデザインと優れたエコ性能です。ニロは、KIAの欧州部門によって設計され、フランクフルトモーターショーで初めて姿を披露しました。

1代目 (DE型: 2016-2021年、2022年-)

初代ニロは、プラットフォームをヒュンダイ・アイオニックと共有し、ハイブリッド用途に特化したモデルです。ニロは、2016年のシカゴモーターショーで正式に発表され、同年に1.6Lカッパガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド版が登場しました。その後、2017年にはプラグインハイブリッドモデルが加わり、2018年には電気自動車（EV）モデルも発売されました。

2022年4月27日には、新たに「ニロ プラス」が発表されました。これは特定目的車両（PBV）として、カーシェアリングやタクシー用途を意識して設計されたモデルです。全長や全高を拡大しつつ、シートや内装を薄肉化することで、車内のスペースをより有効に活用しています。また、車載ディスプレイにはナビゲーションや音声認識、充電スタンド情報など多機能が盛り込まれており、タクシー業務に必要な要素を兼ね備えています。

2代目 (SG2型: 2022年-)

2021年11月には新しいデザインが発表され、同月のソウルモビリティショーで実車が公開されました。2022年1月25日には発表・販売が始まり、初めからハイブリッドモデルとEVモデルがラインアップされました。先代のカッパ1.6Lエンジンが、新開発のスマートストリーム1.6Lエンジンに変更され、効率が向上しました。

新しいニロは、KIAのアイデンティティである「タイガーノーズグリル」を採用しつつ、自然にインスパイアされたデザイン哲学「OPPOSITES UNITED」に基づいています。全長と全幅も若干拡大されており、よりスタイリッシュな外観になっています。これに対して、兄弟車であるアイオニックは、専用のEVプラットフォームを採用したアイオニック5に進化していますが、ニロは先代のプラットフォームを使用し続けています。

まとめ

KIA ニロは、ハイブリッド専用車としての特性を活かしながら、タクシーやカーシェアリングといった特定目的にも対応した進化を遂げています。そのスタイリッシュなデザインとエコ性能は、多くのユーザーに支持される理由となっています。今後の動向にも注目が集まります。

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