キア・K8

K8（ケイエイト）

K8は、韓国の自動車メーカーKIAが製造・販売する準大型車であり、2021年に初代モデルが登場しました。この車は、従来のK7の後継車種として位置付けられており、KIAの最新のデザイン哲学を取り入れた第一号モデルでもあります。

初代モデルの特徴

2021年2月17日に韓国で発表され、同年4月8日から販売が開始されたK8は、最新の企業アイデンティティである「タイガーノーズグリル」を採用しています。加えて、自然に触発されたデザイン理念「OPPOSITES UNITED」に基づいた外観デザインは、視覚的な魅力があり、ファストバックスタイルの傾斜のきついCピラーは、穏やかな海を航行するヨットからインスパイアを受けています。

K8の内部は、クラス最大の12.3インチメーターパネルと同じく12.3インチのインフォメーションシステムを、湾曲した有機ELディスプレイを用いて構成されています。この他にも、運転中の情報を表示する12インチのヘッドアップディスプレイが搭載されており、運転手の視界を妨げることなく重要な情報を提供します。さらに、オーディオ面でも、メリディアン・オーディオとの共同開発による14スピーカーを取り入れた「メリディアンプレミアムサウンド」を装備しており、音楽やエンターテインメントを高品質で楽しむことができます。

パワートレインと選択肢

K8発表時には、複数のエンジンオプションが用意されました。具体的には、2.5L GDiガソリンエンジン、3.5L V6 GDiガソリンエンジン、LPGエンジン、および1.6L GDiターボエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドモデル（HEV）が選べました。これにより、ドライバーは自分の運転スタイルやニーズに合わせた最適な選択をすることが可能です。

今後の展望

2024年8月には、K8の外装に重点を置きたいわゆるビッグマイナーチェンジを行う予定です。これはKIAの他のモデル、カーニバルに見られるような最新のデザインテーマを採用したもので、今後もモデルの進化が期待されます。

車名の由来

K8という名称には深い意味があります。「K」は起亜自動車（KIA）や大韓民国（KOREA）、さらにはギリシャ語の「Kratos」（強さ、支配の意）や英語の「Kinetic」（躍動的な意）に由来し、「8」はK7とK9の中間に位置する車格を示しています。この名称は、技術的な優れた性能と、デザインの革新性を象徴しています。

まとめ

K8はその美しいデザインと充実した技術、そして多様な選択肢を通じて、韓国車の中でも特に注目される準大型車となっています。KIAは今後も、このモデルを中心に新しい革新を追求していくことでしょう。

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