キッス〜帰り道のラブソング〜

テゴマス「キッス〜帰り道のラブソング〜」

「キッス〜帰り道のラブソング〜」は、日本のヴォーカルユニット、テゴマスがセカンドシングルとして2007年にリリースした楽曲です。このシングルは日本と台湾の両地域で発売されました。

概要

本作は、複数の人気作品とのタイアップが付いた楽曲を含む意欲的なシングルとして発表されました。特に、表題曲は人気アニメのエンディングテーマに起用され、広く知られることとなりました。

シングルの発売形態として、初回生産限定盤には、表題曲のミュージックビデオとそのメイキング映像に加え、スペシャルバージョンのミュージックビデオを収録した特典DVDが付属しました。これにより、楽曲だけでなく視覚的な要素も楽しむことができる仕様となっていました。

本作のリリースに合わせて、携帯電話向けの公式サイトであるJohnny's Webでは、2007年5月2日から6月3日までの期間、「テゴ+マス=☆」と題したスペシャル連載企画が実施されました。このタイトルは、シングルにカップリング曲として収録されている「キミ+ボク=LOVE?」という楽曲名にちなんだものであり、ファンにとって嬉しい連動企画となりました。

オリコン週間チャートでは、同日に人気アーティストである桑田佳祐氏の「明日晴れるかな」が発売された影響もあり、惜しくも首位獲得は逃しました。しかしながら、シングルとしての初動売上は、前作であるデビューシングル「ミソスープ」の記録を上回り、テゴマスの勢いを示す結果となりました。

収録曲

シングルには、様々なテーマや雰囲気を持つ楽曲が収録されました。通常盤には、初回生産限定盤に含まれる楽曲に加え、ボーナストラックが追加されています。

キッス 〜帰り道のラブソング〜

この楽曲は本作の表題曲であり、心温まるラブバラードとして制作されました。作詞はzopp氏、作曲は森元康介氏、編曲はh-wonder氏が手掛けています。TBS系アニメ『ラブ★コン』のエンディングテーマ、そして文化放送のラジオ番組『レコメン!』の2007年5月度エンディングテーマとして起用されました。歌詞は、学生時代の恋愛や初めてのキスといった、青春時代の甘酸っぱい思い出をテーマにしており、多くのリスナーが共感できる内容となっています。タイトルにある「キス」ではなく、愛らしい語感を出すために「キッス」という表記が選ばれました。レコーディングに際し、メンバーの手越祐也氏は想像上の女性へサビの歌詞のような気持ちを向けるイメージで、増田貴久氏は目の前にいるカップルを優しく見守るイメージで歌唱に取り組んだというエピソードが残されています。

キミ+ボク=LOVE?

作詞はzopp氏、作曲は飯田建彦氏、編曲はCHOKKAKU氏による楽曲です。この楽曲は、TBS系アニメ『ラブ★コン』のオープニングテーマとして使用されました。恋が始まる瞬間をテーマにしており、まだ恋人未満である男女間の揺れ動く心情や関係性を描いています。ユニークな歌唱表現を取り入れるなど、表題曲である「キッス〜帰り道のラブソング〜」とは対照的な、明るくポップな雰囲気を持つ楽曲です。

マルイチカラ

作詞は伊藤アキラ氏とMark Davis氏、作曲は馬飼野康二氏、編曲は長岡成貢氏が手掛けました。フジテレビ系の『第38回春の高校バレー全国大会』イメージソング、および『バレーボール・ワールドリーグ2007』のエンディングテーマという、二つのバレーボール関連の大型タイアップに起用された楽曲です。人との繋がりや絆の大切さを歌っており、「丸い」ボールを使用するバレーボール競技と楽曲タイトルをリンクさせ、未来へ向かう高校生たちへの力強い応援歌として選ばれました。

希望の光を心に灯そう

作詞はzopp氏、作曲はFredrik Hult氏、Stefan Aberg氏、Jonas Engstrand氏、Hakan Fredriksson氏、編曲は田辺恵二氏による楽曲です。この楽曲は通常盤のみに収録されています。

キッス 〜帰り道のラブソング〜（オリジナル・カラオケ）

通常盤にのみ収録されている、表題曲のインストゥルメンタルバージョンです。

特典DVD（初回生産限定盤のみ）

初回生産限定盤に付属するDVDには、以下のコンテンツが収録されました。

Music Clip
Music Clip Making
Music Clip 〜special ver.〜

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