キッス・オブ・ジューダス

「キッス・オブ・ジューダス」(The Kiss of Judas)は、フィンランドのメロディック・メタルバンド、ストラトヴァリウスが1997年に発表したアルバム『ヴィジョンズ』(Visions)からのシングルカットされた楽曲です。作曲はティモ・トルキ、作詞はティモ・コティペルトが手掛けました。

このシングルは、ヨーロッパでのみリリースされ、残念ながら日本版は発売されていません。しかし、日本版のアルバム『ヴィジョンズ』では、収録曲順が一部変更されており、1曲目と2曲目が入れ替わっています。そのため、日本では代わりに「ブラック・ダイヤモンド」がシングルカットされています。

収録曲

1. The Kiss of Judas (5:49)
2. Black Diamond (5:39)
3. The Kiss of Judas (demo) (5:41)
4. Uncertainty (live) (5:59)
5. 4th Reich (live) (5:52)

シングルには、アルバムバージョンの「The Kiss of Judas」に加え、「Black Diamond」も収録。さらに貴重なデモバージョンや、ライブ音源も収録されており、ファンにとっては必携のアイテムと言えるでしょう。

プロモーションビデオ

「キッス・オブ・ジューダス」のプロモーションビデオは、楽曲の持つ神秘的かつドラマティックな世界観を映像で見事に表現しています。照明を落とした古い屋敷を舞台に、ストラトヴァリウスのメンバーが演奏を繰り広げる一方、長い口ひげを蓄えたユダヤ人男性が登場し、物語を彩ります。

そのユダヤ人男性は、三階建ての建物の外に佇んでいたり、骸骨と林檎が置かれた室内で羽ペンを走らせ何かを書き記したり、思索に耽ったり、天体望遠鏡を覗き込んだり、古い地球儀を慈しむように撫でたりと、様々な姿を見せます。

ユダヤ人男性の姿とストラトヴァリウスの演奏シーン、そして雪景色の洋館の映像が交互に映し出されることで、幻想的な雰囲気を醸し出しています。このプロモーションビデオは、「キッス・オブ・ジューダス」の音楽性をさらに深く理解するための重要な要素と言えるでしょう。

「キッス・オブ・ジューダス」は、ストラトヴァリウスの代表曲の一つであり、プロモーションビデオと合わせて、その芸術性の高さを堪能できる作品です。

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