キミがいれば

「キミがいれば」：名探偵コナンを彩る名曲

1997年4月3日、伊織のデビューシングルとしてポリグラムよりリリースされた「キミがいれば」。この楽曲は、1996年にリリースされた大野克夫バンドのシングル「名探偵コナン メイン・テーマ」に歌詞をつけた作品として誕生しました。

劇場版・テレビアニメでの活躍

「キミがいれば」は、名探偵コナンの劇場版作品で長年にわたって使用され続けている、まさにシリーズを代表する楽曲の一つです。特に初期の劇場版では、クライマックスシーンなどで挿入歌として頻繁に用いられ、多くの視聴者に深い印象を与えました。劇場版第25作『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』では18年ぶりに新規アレンジが施され、第26作『名探偵コナン 黒鉄の魚影』では冒頭でバラード風のアレンジが使用されるなど、時代に合わせて新たな魅力を加えながら、その人気を保ち続けています。さらに、劇場版第27作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』のサウンドトラックにもSpecial Bonus Trackとして収録されており、本作品では初の男性ボーカルバージョンが採用されています。テレビアニメ版でも2話に渡って使用されるなど、幅広い場面で聴くことができる楽曲となっています。

興味深いのは、劇場版3作目以降で使用されている「キミがいれば」は、1作目と2作目で使用された原曲をアレンジしたバージョンである点です。楽曲の持つ普遍的な魅力と、アレンジによる多様な表現が、長きにわたる使用を可能にしていると言えるでしょう。

楽曲情報

作詞: 高柳恋
作曲・編曲: 大野克夫

シングルには、表題曲「キミがいれば」の他に、「逢いたいよ」とそのカラオケバージョンが収録されています。「キミがいれば」は、『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』の挿入歌であり、『名探偵コナン』テレビアニメシリーズの挿入歌としても使用されています。「逢いたいよ」は、『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』のイメージソングとして制作されました。

カバーとサウンドトラック収録

「キミがいれば」は、様々なアーティストによってカバーされており、その中でもREIKOによるカバーバージョンが劇場版『名探偵コナン 迷宮の十字路』のオリジナル・サウンドトラックに収録されています。

まとめ

「キミがいれば」は、名探偵コナンという作品に深く根付いた、多くの視聴者に愛される楽曲です。初期の劇場版から最新作まで、様々なアレンジで聴くことができるこの曲は、名探偵コナンというアニメシリーズの歴史そのものを象徴する存在と言えるでしょう。2023年現在もなお、その魅力は色褪せることなく、多くのファンを魅了し続けています。

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