キム・デミョン

キム・デミョン

韓国を拠点に活動する俳優、キム・デミョンは、1981年2月16日に生まれました。彼はUAA（United Artists Agency）に所属しており、演技の基礎は成均館大学校の演技芸術学科で培われました。卒業後、舞台の世界からキャリアをスタートさせ、次第に映画やテレビドラマへと活動の場を広げていきました。

キャリア初期と舞台活動

キム・デミョンの俳優としての歩みは、演劇やミュージカルから始まりました。2007年には演劇「鬼の家に来てください」や「ガンテクグ」、「魚男」に出演し、舞台経験を積みます。その後も2008年にミュージカル「地下鉄1号線」や演劇「カンフルのバカ」、2009年には演劇「動物園物語」やミュージカル「アサシン」に出演するなど、精力的に舞台活動を行い、演技力を磨きました。

映画における多才な演技

2012年の映画「犬の戦争」で映画デビューを果たして以来、キム・デミョンは数多くの作品に登場しています。彼は特定の役に固定されることなく、多様なキャラクターを演じ分け、作品に深みを与えてきました。初期の出演作には、声のみの出演ながら強い印象を残した「テロ、ライブ」（2013年）や、「さまよう刃」（2014年）、「ポイントブランク ～標的にされた男～」（2014年）などがあります。その後も、「王の涙 イ・サンの決断」（2014年）、「タチャ：神の手」（2014年）と立て続けに話題作に出演。特に「ビューティー・インサイド」（2015年）では、日によって姿が変わる主人公の一人を演じ、俳優としての幅広さを見せました。「造られた殺人」（2015年）、「インサイダーズ／内部者たち」（2015年）といった作品にも参加し、その存在感を確立していきます。「ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女」（2016年）、「パンドラ」（2016年）といった大作や、「犯人は生首に訊け」（2017年）、「ゴールデンスランバー」（2018年）、「麻薬王」（2018年）など、ジャンルを問わず活躍。「連鎖」（2020年）や「国際捜査！」（2020年）、「汚れたお金に手を触れないで」（2020年）といった近年の作品でも重要な役柄を演じています。

テレビドラマでの飛躍

映画での活躍に加え、テレビドラマでもその才能を発揮しています。特に注目を集めたのは、2014年に放送されたtvNのドラマ「ミセン」です。この作品で演じたキム・ドンシク役は多くの視聴者から支持を得ました。2015年にはKBS2の「赤い月」に出演。そして、彼の代表作の一つとなったのが、2020年からtvNで放送された「賢い医師生活」シリーズです。この作品で産婦人科医ヤン・ソッキョンを演じ、その温かく人間味あふれる演技が絶賛され、幅広い層からの人気を獲得しました。続編の「賢い医師生活2」（2021年）にも引き続き出演し、キャラクターと共に成長する姿を見せました。今後の出演作としては、2025年放送予定のJTBCドラマ「交渉の技術」が控えています。

その他の活動

俳優業以外にも、活動の幅を広げています。2015年にはヨンジュン（ブラウンアイドソウル）の楽曲「君の考えだけ」のミュージックビデオに出演。また、「賢い医師生活」の共演者と共に、YouTube企画「賢いキャンプ生活」（2021年）や、tvNのバラエティ番組「賢い山村生活」（2021年）に出演し、普段の親しみやすい一面も見せています。

キム・デミョンは、舞台で培った確かな演技力と、様々な役柄への深い理解で、映画、ドラマ、バラエティと多方面で活躍する実力派俳優です。彼の今後の活動にも期待が集まります。

関連情報

Instagramアカウントを公開しており、ファンとの交流を深めています。
かつてはサイワールドにミニホームページを持っていました。
* 公式ファンカフェも存在します。

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