キム・レイノルズ

キム・レイノルズ：アイオワ州初の女性州知事

キム・レイノルズ（本名：キンバリー・ケイ・レイノルズ）は、1959年8月4日にアイオワ州セントチャールズで生まれたアメリカの政治家です。彼女は共和党に所属し、2017年5月24日からアイオワ州の第43代知事を務めています。彼女はアイオワ州で初めての女性州知事としての歴史を刻んでおり、政治の世界で数々の役職を経験しています。レイノルズはアイオワ州副知事とアイオワ州上院議員を歴任し、政治家になる前はクラーク郡の財務官を4期務めました。

初期の経歴

レイノルズは高校卒業後、ノースウェスト・ミズーリ州立大学に入学するも、最初の学期で中退。その後、サウスイースタン・コミュニティ・カレッジやサウスウェスタン・コミュニティ・カレッジに通いましたが、いずれも学位は取得しませんでした。しかし、2012年にはアイオワ州立大学に進学し、2016年に卒業しています。

政治家としての初めの一歩は、2008年のアイオワ州上院議員選挙での当選でした。彼女は民主党の候補を破り、アイオワ州の第48選挙区の上院議員に選ばれました。この立場で彼女は、州の同性婚禁止法に署名し、経済成長や環境問題などの幅広い委員会で活動しました。

副知事時代

2010年、レイノルズは共和党の州知事候補テリー・ブランスタッドから副知事候補として推薦され、選挙に勝利しました。副知事としての任期は2011年から2017年まで続き、彼女は全米副知事協会の会長にも選出されました。

知事としての活動

レイノルズは、2017年にテリー・ブランスタッドが駐中国特命全権大使に就任するのに伴い、知事に昇進しました。彼女の就任後、彼女は副知事を指名する権限がないとされつつも、アダム・グレッグを後任の副知事に指名しました。彼女はまた、同性婚問題に対する州共和党の方針を拒否し、法律上「決着がついている」と主張しました。

2018年には、新たなエネルギー政策や胎児心拍法に署名。特に、胎児心拍法は全米で最も厳しい人工中絶禁止法として知られていますが、後に違憲判決が出されました。また、知事選挙においても勝利を収め、正式な任期がスタートしました。

最近の出来事

COVID-19の影響を受け、レイノルズは不要不急の外科手術を停止し、教育方針の変更も行いました。彼女は対面授業を促進するよう求めるなど、教育界にも介入しました。また、2022年の州知事選挙で再選を果たしました。

プライベート

レイノルズは1982年にケビン・レイノルズと結婚し、3人の娘と9人の孫に恵まれています。飲酒運転での逮捕歴を詳細に公表し、その後はアルコール依存症の治療を経て、現在は飲酒を控えています。公私にわたる経験から、彼女は強いリーダーシップを発揮しているのです。

このように、キム・レイノルズはアイオワ州政治の重要な人物として、保守的な政策を推進し続けているのです。

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