キャイ〜ん
キャイ〜ンは、浅井企画に所属する日本のお笑いコンビで、
ウド鈴木と天野ひろゆきの二人から成り立っています。二人は同じ年に生まれた54歳ですが、ウドが一つ先輩という微妙な年齢差も特徴の一つです。彼らはもともと異なるコンビで活動していましたが、
1991年に山中伊知郎の助言を受けて現在のコンビ名での活動を開始しました。
コンビのスタイルと人気のスタート
キャイ〜ンのユニークなスタイルは、ボケ担当のウドとツッコミ担当の天野の掛け合いによって生み出されます。彼らのコンビネーションは特に『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』のネタ披露や大喜利コーナーで注目され、一気に人気を得ました。特に「キャイ〜ンポーズ」と呼ばれるポーズは、その後の多くのバラエティ番組でもよく見られるようになりました。
仲間との関係
コンビはデビュー初期から、他のお笑いタレントたちと特に仲がよく、ナインティナインや宮川大輔といった同期芸人たちとも親しい関係を築いています。ウドによる天野への溺愛ぶりは非常に有名であり、仲の良さはお笑い界でも特筆されるほどです。例えば、ウドは天野を「天野くん」と呼び、親しみを込めて接しています。
天野はネタ作りの全てを担当し、ウドのキャラクターを意識して作るなど、二人の役割分担が非常に明確です。彼らの漫才は、昨今のスタイルとは異なり、ツッコミ主導でボケが一言加える形式。これにより、彼らのネタは一層引き立てられています。
コンビ名の由来と初舞台
コンビ名の「キャイ〜ン」は、漫画『マカロニほうれん荘』からインスピレーションを受けて命名されました。天野が名付け親で、ウドが「〜」の部分を考案しました。コンビ結成当初は、適当に名付けた「チャネリングファック1号2号」という名前で漫才を披露していましたが、テレビには出られないことに気づき、すぐにキャイ〜ンへと改名しました。
主な活動と出演番組
キャイ〜んは、コンビでの活動だけでなく、個々のジョブも多岐にわたります。ウドは「ウドちゃんの旅してゴメン」、天野は「プレミアの巣窟」など、各自のメイン番組で活躍しています。特に『もしもツアーズ』には2002年から2022年まで出演し、20年間のロングランを達成しました。また、
YouTubeチャンネル「キャイ〜ン ティアチャンネル」でも活動しており、幅広い世代に愛されています。
有名なエピソード
ウドは
出川哲朗と非常に仲が良く、彼を「隊長」と呼び、「出川ファミリー」と名乗っています。また、
関根勤のライブ「カンコンキンシアター」では
明石家さんまのダメ出しを楽しみにしている一幕もあります。これは、彼らの他芸人たちとの関係性を壮大に物語るエピソードです。
結論
キャイ〜ンは独特の笑いを繰り広げるユーモラスで親しみやすいコンビで、多くの番組に出演しながら日本のお笑い界で確固たる地位を築いています。彼らの仲の良さとユニークなスタイルは、これからも多くのファンを楽しませることでしょう。