キャプテン☆ドみの

『キャプテン☆ドみの』の概要

『キャプテン☆ドみの』は、2007年4月から7月にかけてTBS系列で放送されたバラエティ番組で、ゲームアトラクションの形式で構成されていました。番組は、横浜市のみなとみらいに新たに設けられた特殊なスタジオとセットを背景に、みのもんたを隊長とする「ドみの軍」とゲストチームが対戦し、さまざまなゲームを通じて競い合うスタイルを持っていました。

番組は毎週土曜の夜に放送され、初回は特別な2時間スペシャルとしてスタートしました。みのもんたは、日曜と火曜の番組に加え、この番組にも出演しており、週に3本もTBSでの放送に関わる形となっていました。

番組の特色と視聴率

『キャプテン☆ドみの』の特徴は、対戦形式のゲームで、基本的には5対5で対抗するルールが敷かれていました。番組の立ち上げ当初、みのもんたは「昔の人気番組『8時だョ!全員集合』のような新しいバラエティを提供する」と語っていましたが、他局の強力な番組と視聴率を巡っての争いは厳しく、視聴率は常に一桁台にとどまりました。

最も高い視聴率は、2007年5月12日の第3回放送で8.1%に達しましたが、その後は低迷し続け、最終的に全13回の平均視聴率は5.7%となり、わずか3ヵ月で番組は打ち切りが決定しました。視聴率悪化に伴い、終了決定が発表されると、番組関係者は「視聴率の低迷が全ての原因」と述べました。

出演者とゲームの詳細

レギュラーチームは、みのもんたを隊長とし、藤井隆がキャプテンを務め、他にも阿部力や桜塚やっくん、大沢あかねなどが参加していました。また、青木裕子が秘書を務めるなど多彩な顔ぶれが揃いました。

各ゲームは、数多くのアトラクションが用意され、ドミノを使ったものやテニスを模したもの、リズム感を楽しむものなど多岐にわたっていました。例えば、「ドみの☆ワールド」ではアクションゲームの要素が含まれ、コインを集める内容で、収集したコイン数に応じて難易度が変化しました。その他にも「ドみの☆ザ・ボディビート」や「ドみの☆メモリーナンバーズ」など、多くの挑戦が用意されていました。

ルールは変更されることもあり、視聴者に新しさを提供する努力が見られましたが、それでも高視聴率を獲得するには至りませんでした。特に、人気の裏番組が強力だった影響が大きく、最後の放送では、これまでの総集編が流され、派手なフィナーレを迎えることはありませんでした。

まとめ

『キャプテン☆ドみの』は、同時期に多くの競合番組が存在した中で、挑戦し続けたバラエティ番組でした。みのもんたや出演者たちが織り成すユーモアやゲームの面白さはありましたが、視聴者の支持を得るには至らず、放送期間は3ヵ月という短期間に終わりました。この番組は、視聴率争いの厳しさと、テレビバラエティの変化を象徴するものとして記憶されています。

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