キャリバン (バンド)

キャリバン（Caliban）

キャリバンは、ドイツ出身のメタルコアバンドで、1996年に「Never Again」の名で活動を開始しました。しかし、翌1997年には「Caliban」と改名し、現在に至るまで音楽シーンでの存在感を発揮しています。

バンドの歴史

キャリバンは1998年にセルフタイトルのデモEP「CALIBAN」をリリースし、その後「ライフフォース・レコード」と契約を結びました。1999年にはデビューアルバム『A Small Boy and a Grey Heaven』を発表し、メタルコアのシーンに名前を刻みました。初期メンバーの一人であるギターのクラウス・ウィルゲンブッシュがその後脱退しましたが、バンドは活動を続けていきます。

2000年にはメタルコアバンド「ヘヴン・シャル・バーン」とのスプリットアルバム『The Split Program』をリリース。次の年には、2ndアルバム『'VENT』を発表し、ロックフェスティバル「BEAST FEAST 2001」に出演するために日本に初来日しました。この時、ベースのエンジン・ギュレシが脱退し、翌年にはボリス・プラクトが加入します。

2003年には3rdアルバム『SHADOW HEARTS』をリリースし、これを機に2度目の来日を果たしました。しかし、この年にはドラマーのロベルト・クレイマーが脱退し、パトリック・グリューンが新たに加わりました。

2004年にはレーベルを「ライフフォース・レコード」から「ロードランナー・レコード」に移し、4thアルバム『The Opposite from Within』をリリース。その後も絶え間ない創作活動を続け、次第に国内外に多くのファンを獲得していきました。バンドは2005年に再び「ヘヴン・シャル・バーン」とのスプリットアルバムを発表し、ベースのボリス・プラクトが脱退したのち、マルコ・シャーラーが加入しました。

その後、2006年には5thアルバム『The Undying Darkness』、2007年には6thアルバム『The Awakening』をリリースし、翌年には3度目の来日を成功させます。2009年に「センチュリー・メディア・レコード」に移籍し、7thアルバム『Say Hello to Tragedy』をリリースしました。

続けて、2012年には8thアルバム『I Am Nemesis』、2014年には9thアルバム『Ghost Empire』、2016年には10thアルバム『Gravity』、2018年には11thアルバム『Elements』をリリースしました。特に『I Am Nemesis』の日本盤には、日本のバンドTHE MAD CAPSULE MARKETS|THE_MAD_CAPSULE_MARKETSの「Pulse」のカバーが収録されており、注目されました。

メンバー

現在、キャリバンは以下のメンバーで活動しています：

• - アンドレアス・デルナー（ボーカル）
• - マーク・ゲルツ（ギター）
• - デニス・シュミット（ギター/ボーカル）
• - パトリック・グリューン（ドラムス）

旧メンバーには、ビョルン・カイザーやエンジン・ギュレシなどがいます。彼らは数々のメンバー交代を経て、現在のラインナップに至っています。

まとめ

キャリバンは、1990年代後半から続くメタルコアシーンの先駆者として、多くの名曲を生み出し、ファンを魅了し続けてきました。その独自のスタイルとエネルギッシュなパフォーマンスで、今後も多くのファンの期待に応えていくことでしょう。

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