キヨンテ・ジョンソン

マレカス・キヨンテ・ジョンソン：逆境を乗り越えNBAへ

マレカス・キヨンテ・ジョンソン（Marrecus Keyontae Johnson , 2000年5月24日 - ）は、アメリカ合衆国バージニア州ノーフォーク出身のプロバスケットボール選手。現在はNBAのオクラホマシティ・サンダーに所属し、シューティングガードまたはスモールフォワードとして活躍しています。

若き日の挑戦

ジョンソンは、ノービュー高校からIMGアカデミー、そしてオークヒル・アカデミーへと、バスケットボールの腕を磨くために積極的に環境を変えていきました。フロリダ大学への進学を決めた背景には、数々の大学からの誘いがあったものの、自身の成長を第一に考えた決断がありました。

フロリダ大学時代

フロリダ大学では、1年目からその才能を発揮。SEC男子バスケットボールトーナメントでの活躍は目覚ましく、チームを準決勝に導きました。2年生時には、オールSECのファーストチームに選出されるなど、着実にスター選手への階段を駆け上がっていました。

悲劇、そして奇跡

2020年12月12日、フロリダ州立大学との試合中に突然倒れるという悲劇に見舞われます。一時は昏睡状態に陥りましたが、奇跡的に意識を取り戻し、再びバスケットボールへの情熱を燃やし始めます。

カンザス州立大学での再起

フロリダ大学でのプレーを諦めざるを得なかったジョンソンは、カンザス州立大学へ転学。ビッグ12の新人王に選ばれるなど、見事な復活を遂げました。チームをNCAA男子バスケットボールトーナメントのエリート8に導く原動力となり、その実力を改めて証明しました。

NBAへの挑戦、そして夢の実現

2023年のNBAドラフトで、オクラホマシティ・サンダーから2巡目50位で指名を受け、ついにNBA選手としての夢を叶えます。過去の病歴から、NBAからの許可を得る必要がありましたが、それを乗り越えてのドラフト指名でした。

エピソード：500万ドルを捨てた男

ジョンソンは、試合中に倒れたことでNCAAの傷害保険制度の対象となっていました。もし500万ドルを受け取れば、その後のプロ選手としての道は閉ざされていました。しかし、彼はその大金よりも、バスケットボール選手としての夢を選びました。この決断が、彼をNBAへと導いたと言えるでしょう。

マレカス・キヨンテ・ジョンソンの物語は、困難に立ち向かい、夢を追い続けることの大切さを教えてくれます。彼の今後の活躍に、大きな期待が寄せられています。

もう一度検索