キリスト教ミード社会舘

キリスト教ミード社会舘：地域社会を支える100年以上の歴史

社会福祉法人キリスト教ミード社会舘は、大阪府大阪市淀川区十三元今里に本部を置く、歴史ある社会福祉法人です。1908年、米国人宣教師ラビニヤ・ミード氏によって設立されたバプテスト女子神学校を起源とし、以来100年以上にわたって、地域社会の福祉向上に貢献しています。

創設から現在までの歩み

ミード社会舘の歴史は、ラビニヤ・ミード氏の熱意と献身から始まりました。バプテスト女子神学校設立（1908年）を皮切りに、神愛幼稚園（1916年）、そしてキリスト教ミード社会舘（1923年）の開設と、着実に社会福祉事業を展開していきます。

しかし、第二次世界大戦の空襲により、1945年にはミード社会舘は焼失するという大きな困難に見舞われます。しかし、この困難を乗り越え、1948年には十三の焼け跡地で再建活動を開始。地域住民の支えを受けながら、着実に復興を遂げました。

その後も、時代の変化に対応しながら、社会福祉事業の拡充に努めてきました。神愛保育園のミード保育園への改称（1977年）、大阪コミュニティワーカー専門学校（1984年）、大阪ファミリーケア協会（現ミードファミリーケア協会、1986年）の設立など、教育・保育から高齢者福祉まで、幅広い事業を展開する組織へと成長を遂げています。2008年には、全国社会福祉協議会設立100周年記念の特別表彰を受賞するなど、その功績は広く認められています。

多様な事業と地域貢献

現在、ミード社会舘は、以下のような事業を展開し、地域社会に貢献しています。

教育

大阪コミュニティワーカー専門学校: 社会福祉の専門家を育成する教育機関です。
ミード保育園: 地域の子どもたちの健やかな成長を支える保育施設です。

福祉

ミード社会舘本館（十三）: 地域住民の相談窓口や各種福祉サービスを提供する拠点です。
ミード宮原センター（新大阪）: 新大阪エリアにおける福祉サービスを提供する拠点です。
淀川区南部地域包括支援センター: 淀川区南部地域の住民の健康と福祉を支える拠点です。
淀川区東部地域包括支援センター: 淀川区東部地域の住民の健康と福祉を支える拠点です。

これらの事業を通して、キリスト教ミード社会舘は、地域住民の多様なニーズに応え、安心して暮らせる地域社会づくりに貢献しています。

アクセス

ミード社会舘本館へのアクセスは、阪急電鉄「十三駅」から徒歩約5分、JR「塚本駅」から徒歩約15分です。

まとめ

キリスト教ミード社会舘は、100年以上の歴史を持つ社会福祉法人として、教育、保育、高齢者福祉など幅広い事業を展開し、地域社会に貢献しています。戦災からの復興や時代の変化を乗り越えながら、地域住民のニーズに応える活動を継続し、これからも地域社会の福祉向上に貢献していくでしょう。

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