キリング・タイム (Killing Time)
キリング・タイムは1982年に設立されたセッション・バンドで、日本の
音楽シーンにおいて一風変わったスタイルを持つ存在です。当初、チャクラのメンバーだった
板倉文、MaTo(藤井将登)、
清水一登が中心となって立ち上げました。バンド名は、「暇潰し」を意味する英語に由来しており、彼らの自由で流動的な活動スタイルを象徴しています。
略歴
1983年にライブパフォーマンスを始め、当初は3人のメンバーでスタートしましたが、ライブごとに出演メンバーが変わるという独特の形式を採用しました。これにより、毎回異なる演奏が楽しめるという特徴がありました。その後、
斎藤ネコ(
ヴァイオリン)、MECKEN(ベース)、Whacho(
パーカッション)といった固定メンバーが定着し、1986年には12インチ・シングル『BOB』をリリースしました。このシングルの成功により、彼らの名前は徐々に知られるようになります。
1992年以降、一時活動を停止しましたが、
1998年と
1999年には復活ライブを行い、
音楽ファンの前に再登場することとなりました。その後、
2004年から2011年にかけて再び活発なライブ活動を展開しました。
メンバー
キリング・タイムには多くのメンバーが参加しました。主なメンバーには以下のアーティストが含まれます:
また、多くのゲストメンバーが参加し、楽曲に多彩な表情を与えました。ボーカルでは
小川美潮や
ちわきまゆみ、
サンディー、大沢誉志幸、
福岡ユタカなど、著名なアーティストが名を連ねました。キーボードやドラムスでは、
川島裕二、古田たかし、山本達久といったプロフェッショナルが協力しました。
ディスコグラフィー
キリング・タイムは、以下のようなディスコグラフィーを持っています。
- BOB(1986年12月12日)
- 8687
- PERU
- SKIP(1987年)
- IRENE(1988年)
- Bill(1990年)
- Filling Time with KILLING TIME(1989年)
- ULTIMATE KILLING TIME*(2017年)
これらの作品は、キリング・タイムの変化に富んだ
音楽性や個性を証明するものとなっています。特に、1988年にリリースされた映画『
会社物語 MEMORIES OF YOU』の
サウンドトラックの担当は、彼らの
音楽が映画と結びついた重要な瞬間と言えるでしょう。
キリング・タイムは、リスナーに独自の
音楽体験を提供し続けている注目のバンドです。