キロフスク (ムルマンスク州)

キロフスクは、ロシア連邦ムルマンスク州に位置する都市で、人口は約2万5千人です。州都ムルマンスクから南へ約205キロメートル、コラ半島の南部、ヒビヌイ山脈がイマンドラ湖の東側に突き出した場所にあります。最寄りの都市は西に23キロメートル離れたアパチートゥイです。

この街は、20世紀初頭に革命家セルゲイ・キーロフにちなんで命名されました。1931年から1934年の間は、ヒビノゴルスクという名前で呼ばれていました。この地が発展するきっかけとなったのは、1920年代に発見された豊富な燐灰石の鉱床です。1929年から採掘が開始され、現在では多くの工場が稼働しており、鉱業都市としての役割を担っています。

交通の便も比較的良く、隣接するアパチートゥイとの間にはヒビーヌイ空港があり、モスクワやサンクトペテルブルクへの直行便が運航されています。これにより、ロシアの主要都市とのアクセスが容易になっています。

キロフスクは、その立地から、冬にはスキーなどのウィンタースポーツを楽しむ人々にも人気があります。ヒビヌイ山脈は、その壮大な景観と多様なアウトドアアクティビティの機会を提供し、観光客を魅了しています。

また、キロフスクは国際的な交流も盛んで、以下の都市と姉妹都市提携を結んでいます。

トルニオ（フィンランド）
ハーシュタ（ノルウェー）
* イェリヴァーレ（スウェーデン）

これらの姉妹都市との交流を通じて、文化や経済の面で相互理解と発展が促進されています。

キロフスクは、鉱業都市としての側面だけでなく、その美しい自然環境と国際的なつながりを有する、魅力的な都市です。

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