キヲク

Every Little Thingの20枚目のシングルとして2002年5月15日にリリースされた『キヲク』は、前作『jump』から約7ヶ月ぶりの作品であり、グループ初のCCCD（コピーコントロールCD）として発売されました。このシングルは、Every Little Thingのシングルとしては初めて、表題曲が全てカタカナで表記されているという特徴を持っています。

『キヲク』は、TBS系カネボウ木曜劇場『しあわせのシッポ』の主題歌として起用され、その年の第44回日本レコード大賞では金賞を受賞しました。楽曲は、作詞を持田香織、作曲を菊池一仁が手掛け、編曲は村田昭とEvery Little Thingが共同で担当しています。

カップリングには、『time trip 〜僕が僕であるために〜』が収録されています。この曲は、持田香織が作詞作曲を手掛け、カネボウ「プロスタイル」のTV-CFソングとして使用されました。持田香織が作曲を手掛けるのは、前作『jump』に続き2作目となります。また、この曲はEvery Little Thingの楽曲としては初めてサブタイトルが付けられた曲で、このシングルのみの収録となっています。

さらに、このシングルにはリミックスバージョンも収録されています。『キヲク』のリミックスはCubismo Graficoが担当した「-cbsmgrfc fatback mix-」、『time trip 〜僕が僕であるために〜』のリミックスは須永辰緒が手掛けた「-Sunaga't Experience du jazz remix-」が収録されています。また、それぞれの楽曲のインストゥルメンタルバージョンも収録されています。

『キヲク』は、以下のアルバムにも収録されています。

『Many Pieces』（次の曲へつながるように編集されたバージョン）
『Every Best Single 2』
『14 message 〜every ballad songs 2〜』
『Every Best Single 〜COMPLETE〜』
『Every Best Single 2 〜MORE COMPLETE〜』
『Every Best Single 2 〜middLe period〜』

このシングルは、Every Little Thingの音楽的な幅広さと、持田香織のソングライターとしての才能を改めて示す作品と言えるでしょう。

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