キンキラKinKiワールド

キンキラKinKiワールド

『キンキラKinKiワールド』は、1995年10月から放送が始まり、KinKi Kidsがパーソナリティを務めたラジオ番組です。この番組は、リスナーとの交流や音楽紹介を通じて多くのファンに愛され、長い期間に渡って放送されました。

番組概要

最初の企画段階では仮タイトルが『KinKi Kids ギャグギャング100連発!』でしたが、実際の番組名は『キンキラKinKiワールド』としてスタートしました。最初の数年間には、堂本剛さんと堂本光一さんの2人が揃って出演することが多かったものの、その後はCDデビューを果たした後も、どちらか一人が出演するケースが主流となりました。二人のスケジュールが合えば、2人一緒に出演することもありましたが、やはり単独出演も多かったです。

この番組はニッポン放送で放送されており、特にナイター期間中は「ショウアップナイター」の中継が優先されるため、時には番組が短縮され、リスナーからの葉書をいくつか紹介する時間だけが設けられることもありました。電話出演するリスナーの多くは女性で、その中には葉書を送った本人の家族が出ることもあり、和やかな雰囲気を醸し出しました。

音楽と企画の融合

他のアーティストの曲を多く流していたこの番組は、CDデビュー前のKinKi Kidsの楽曲を紹介する貴重な場でもありました。特に、「KinKi Kids どんなもんヤ!」という10分番組ではフルサイズで流せなかった楽曲も、30分の放送時間を活かして時折フルサイズでオンエアされることがありました。これにより、リスナーはデビュー前の持ち歌を楽しむことができました。

新曲がリリースされるたびに、その曲に関連した企画が番組内で行われていました。特にクイズ企画には、構成作家やナイスガイの知人たちが関わったりと、番組独自のコミュニティが形成されていました。

ゲスト出演と特別企画

堂本剛が出演する週には、西川貴教さんがゲストとして登場したこともあり、剛はその後に西川さんの番組にも出演するなど、アーティスト同士の連携が見られました。また、剛は長瀬智也さんとのコラボレーションで「魚（うお）」という楽曲を作成した経験もあり、こうした特別な企画がリスナーを楽しませました。

番組の終了

残念ながら、2007年の秋改編に伴いKinKi Kidsは『キンキラKinKiワールド』を降板し、12年間の放送が終了しました。最終回は2007年9月29日で、後を受け継ぐ形で滝沢秀明をパーソナリティに起用した『タッキーの滝沢電波城』がスタートしました。

放送時間とネット局

この番組は、ニッポン放送をキー局として、全国のNRN加盟局で放送されていました。具体的には、土曜日の22：30から23：00までが放送時間で、各地のラジオ局でも異なる時間帯で放送されていました。また、岐阜放送やラジオ関西でも過去に放送されていたことがあります。

『キンキラKinKiワールド』は、KinKi Kidsの音楽とリスナーとの絆を深める場であり、彼らの成長を共に見守る貴重な番組でした。

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