キングダム ハーツ 3D ［ドリーム ドロップ ディスタンス］

キングダム ハーツ 3D ［ドリーム ドロップ ディスタンス］

『キングダム ハーツ 3D ［ドリーム ドロップ ディスタンス］』（略称: KH3D）は、スクウェア・エニックスが2012年3月29日にニンテンドー3DS向けにリリースしたアクションRPGです。この作品は、シリーズ10周年を記念し、特に注目されていました。キャッチコピーとして「闇は光となり、光は闇に堕ちる」が掲げられ、物語のテーマを象徴しています。

概要

本作は、シリーズの重要な位置づけを持ち、前作『キングダム ハーツ Re:コーデッド』のエンディングの後から話が展開します。主人公はソラとリクであり、彼らはともにキーブレードマスターとなるため、試練に挑むストーリーが描かれています。この作品は、『キングダム ハーツIII』へのプロローグとしての役割も果たし、シリーズ全体で語られてきたダークシーカー編の完結に繋がる重要な作品となっています。

ゲームプレイでは、初代『キングダム ハーツ』時代を彷彿とさせる要素が取り入れられていますが、同時に新しいゲームシステムも盛り込まれ、進化を遂げています。特に、新しい衣装デザインや多彩なワールドが注目されており、過去作にはないディズニー作品の世界が登場します。また、『すばらしきこのせかい』のキャラクターが出演するなど、シリーズとしての新しい挑戦も行われています。

ゲームの特徴

ドロップシステム

このゲームの特徴的なシステムが、ドロップシステムです。ゲームプレイ中、キャラクターの操作時間が制限されており、ドロップゲージがゼロになると自動的に次のキャラクターに切り替わります。このシステムにより、ソラとリクを並行して操作しながらストーリーを進めることが可能です。

フリーフローアクション

フリーフローアクションの取入れにより、オブジェクトを利用したスピーディな移動やダイナミックなコンバットが可能になっています。壁を蹴ったり、ポールを利用することで、果敢な動きが実現されています。

リアリティシフト

敵を攻撃すると特定の条件で発動するリアリティシフトも本作の大きな要素です。これにより、新しい操作方法が開かれ、特定の攻撃を繰り出すことが可能となります。

ストーリー

物語は、王様からの呼び出しで始まります。ソラとリクは、キーブレードマスターとなるための試験を受けることに。彼らは「眠りに閉ざされた世界」の夢の中を探索し、七つの鍵穴を解放しなければなりません。途中で謎の青年や過去の敵たちとの遭遇が待ち受ける中、彼らは試験の真実と向き合っていきます。

登場キャラクター

• - ソラ: 本作のもう一人の主人公。明るく正義感あふれる少年。試験には不安を感じているが、リクと一緒に挑むことに。
• - リク: ソラの幼馴染であり、クールな性格。過去の暗い経験から立ち直り、キーブレード使いとしての自分を証明したいと願っています。
• - 王様（キングミッキー）: 唯一のキーブレードマスター。二人を見守りつつも、彼らの試験に影響を及ぼす事態を察知します。
• - 謎の青年: しばしば二人の前に現れる銀髪の少年。過去の敵たちとの関連性を示唆しつつ物語を複雑に展開させます。

まとめ

『キングダム ハーツ 3D［ドリーム ドロップ ディスタンス］』は、シリーズの深いテーマ性と新しい遊び方を融合させた作品です。物語は友情や自己探求の要素を交えつつ展開し、多くのファンからの支持を受け続けています。

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