キングボンバ

『キングボンバ』は、永井豪とダイナミックプロが手掛けた漫画作品であり、1976年6月から1977年7月にかけて雑誌『てれびくん』で連載されました。小学館のてんとう虫コミックスから全2巻の単行本が発行され、その後、大都社から全1巻として復刻されています。

物語の主人公は、リズム音楽学校に通う少年・響真吾（ひびき しんご）。彼は、アフリカ探検中に行方不明となった父親から、ある日一体の彫刻を受け取ります。その彫刻は、太鼓と一体化した奇妙なものでした。実はその彫刻は、7000年前に滅亡したキバラ文明の守護神の一体、キングボンバの像だったのです。

キングボンバの太鼓を叩くことで、真吾の魂はキングボンバと一体化し、強大な力を得ます。キングボンバは、地球を汚染した現人類を滅ぼそうと企むウードウ魔術団の魔人たちと、激しい戦いを繰り広げることになります。

キングボンバの太鼓は、アフリカの代表的な太鼓であるジャンベとは異なり、インドのタブラに近い形状をしています。この太鼓が、物語の重要な要素として、真吾とキングボンバを結びつけ、魔人との戦いを盛り上げます。

単行本掲載のサブタイトル

なぞの黄金像
魔人サガ
魔人ダイル
魔人ゴーリキ
あやうしキングボンバ
たいこのなぞ
サダトとの対決
キバラ文明のなぞ
* 最後の対決

『キングボンバ』は、古代文明の謎、少年と守護神の融合、そして地球の未来をかけた魔人との戦いを描いた、永井豪ならではのダイナミックな作品です。太鼓の音と共に繰り広げられる、キングボンバの活躍をお楽しみください。

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