ギャレス・バリー

ギャレス・バリー

ギャレス・バリー（Gareth Barry、1981年2月23日生まれ）は、イングランド出身の元プロサッカー選手であり、かつてのイングランド代表としても知られています。彼の主なポジションはミッドフィールダーまたはディフェンダーであり、特にプレミアリーグ史上最多試合出場記録を有する選手として名を馳せてきました。

若き日のキャリア

バリーはヘイスティングスにあるウィリアム・パーカー・スポーツカレッジで学びながら、U-16イングランド代表に選出され、キャプテンとして活躍しました。1997年にはブライトンのユースチームからアストン・ヴィラFCに加入し、そこでの成長が始まります。彼は96年のU-18代表でもキャプテンを務め、また学生時代にはラグビーなど様々なスポーツにも取り組んでいました。

彼のアストン・ヴィラでのデビューは1998年5月2日、対シェフィールド・ウェンズデイ戦であり、この試合ではセンターバックとして出場しました。バリーは多才な選手であり、試合の中で様々なポジションをこなす能力を持っていました。やがて彼はセンターハーフとしての役割を確立し、代表チームでも重要な選手となります。

アストン・ヴィラでの功績

アストン・ヴィラでのキャリアは順調に進みました。2005年にはプレミアリーグ300試合出場を最年少で達成し、2008年にはクラブでの公式戦通算出場が400試合に達しました。2008年夏にはリヴァプールFCへの移籍の噂が流れますが、結局アストン・ヴィラに留まることを選択しました。

マンチェスター・シティとその後

2009年6月、バリーはマンチェスター・シティFCに移籍しました。この移籍は1200万ポンドと報じられ、5年間の契約を結びました。シティでは、多くのトロフィーを獲得し、特に2011-12シーズンにはプレミアリーグチャンピオンに輝きました。

その後、2013年にエヴァートンFCにレンタル移籍し、2014年にプレミアリーグで初のイエローカード100枚を受けるという偉業を達成しました。そして、2017年にはウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCに加入し、プレミアリーグの最多出場記録を更新しました。

国家代表での活躍

バリーはU-21イングランド代表にも選出されており、27キャップを獲得しました。A代表に初選出されたのは2000年で、EURO2000の候補にも名前が挙がりましたが、出場には至りませんでした。2007年には約4年ぶりに代表戦に出場し、その後は重要な役割を果たします。

2010 FIFAワールドカップには初出場し、グループリーグ及び決勝トーナメントの数試合に出場しました。国際Aマッチでは通算53試合出場し、3得点を記録しています。

個人的な生活

バリーは2007年に幼馴染のルイーズと結婚し、一男一女に恵まれるなど、私生活でも幸せな家庭を築いています。彼のサッカーキャリアは、記録と栄光に満ちており、イングランドサッカー史に名を刻む存在となりました。ギャレス・バリーの偉業は、彼の努力と才能の証です。

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