クイズ!いち2の三枝

クイズ!いち2の三枝

『クイズ!いち2の三枝』は、テレビ朝日が製作したクイズ番組で、一部地域のテレビ朝日系列局で放送されました。番組は1992年10月14日に始まり、1993年3月10日まで、毎週水曜日の19:00から19:30の時間帯に放送されていました。

番組概要

司会を務めたのは桂三枝（現在の6代目桂文枝）で、彼をモチーフにしたキャラクター「桂三四郎」が登場しました。桂三四郎は柔道家の姿をしており、番組のアイコンともなっていました。この番組はローカルセールス枠であり、特定の地域向けに制作されたコンテンツでした。

番組は「3」をテーマにした様々なクイズを出題し、応募者はそのクイズに対して解答しました。正解すると「一本」というポイントが与えられ、桂三四郎の人形がプレゼントされました。正解には至らなくても、近い答えを提出すれば、三枝の裁量により「技あり」、「有効」、「効果」などのポイントが与えられるシステムがありました。柔道の得点に類似した形式で、クイズを楽しむことができました。

ただし、明らかに不適切な解答を提出した場合には「警告」が与えられ、二度警告を受けると人形が一体没収されるというルールもありました。人形がなくなると出場しているペアのどちらか一人が退場になるため、これが参加者にとっての緊張感を生み出していました。

解答方法と演出

解答の方法は記入式で、初期の頃はディスプレイを使用して解答を表示していましたが、番組の後半ではフリップボードに書く方式へと変更されました。また、シンキングタイム中には、番組内で流れていた「ピッカピカ音楽館」の曲が使用されており、視聴者に印象を与える演出がなされていました。

ネットワークと放送の特異性

名古屋テレビでは、当時この時間帯がローカルセールス枠であり、自社制作の番組『楽天GIGランド』を放送していたため、『クイズ!いち2の三枝』の放送は一切行われませんでした。この状況は、次の番組『みのもんたの見たい知りたい』の放送期間中である1993年9月まで続き、同年10月からは同時ネットが始まりました。

司会者と相方

番組の司会者である桂三枝の他に、若林志穂や神代知衣といったキャストも出演していました。彼らは番組を通じて視聴者を楽しませ、クイズの魅力を引き出していました。

このように、『クイズ!いち2の三枝』はそのユニークな形式とルールが話題となり、当時のクイズ番組の中でも特異な存在となっていました。

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