クイズ☆タレント名鑑

クイズ☆タレント名鑑の概要

『クイズ☆タレント名鑑』は、TBS系列で2009年から不定期に放送されたクイズバラエティ番組です。この番組は2010年8月1日から2012年3月25日までレギュラー放送され、視聴者に数々のトリビアやユニークなゲームを提供しました。

番組の由来と構成

番組タイトルは『日本タレント名鑑』に由来しています。スタジオセットには500組の有名人の名前が書かれたボードが掲げられ、出演者たちはその中から様々なクイズに挑戦します。番組のトーンは「日本一下世話なクイズ&バラエティ」を自称し、時には自ら「クソ番組」とのあだ名で呼ぶこともありました。最初に放送された特番は、7.6%という高視聴率を獲得し、その後のレギュラー化に繋がりました。

レギュラー放送では特徴的なオープニングがアニメーションで描かれ、ロンブーの二人やプロレスラーを模したキャラクターが登場しました。通常、クイズは4チームに分かれ、ポイント制で行われ、最も得点の高いチームが優勝を決定します。優勝チームには賞品が用意されることもあり、全体を通して解答者が楽しめる環境が作られています。

視聴率と終了

視聴率は開始当初5%を切ることもありましたが、その後徐々に回を重ねるごとに視聴率は上昇し、2011年5月の放送では最高の11.4%を記録しました。しかし、2012年3月に放送された「第3回ガチ相撲トーナメント」をもって番組は終了することが発表されました。解散の際には「打ち切り」と明言され、その後は多くの自虐ネタが番組内で使われるようになりました。

出演者

司会は田村淳が務め、アシスタントには当時のTBSアナウンサー、枡田絵理奈が参加していました。レギュラー解答者には田村亮や、人気のコンビFUJIWARA、おぎやはぎ、千原ジュニアなどが名を連ね、バラエティ豊かなメンバーが集まりました。他にも、関根勤や水道橋博士といった顔ぶれも印象に残ります。

企画内容

番組内では、数多くのクイズコーナーが展開されました。たとえば、様々な有名人の情報を基にしたクイズや、視聴者参加型のコーナーも行われ、ユーモラスなやりとりが繰り広げられました。視聴者が楽しむ要素を大切にし、時には不適切な解答が編集によって隠されることもありましたが、これもまた参加者の自由な発言を奨励する一環として受け入れられていました。

また、特に人気があった「モノマネ芸人」のコーナーや、逆引きランキングクイズなど、斬新なアイディアが多くのファンを惹きつけました。さらに、著名人が参加するロケ企画も展開され、遠出して行われる収録も観る者に新たな楽しみを提供しました。

終焉とその後

番組終了後は、MCやスタッフがそのまま参加する『テベ・コンヒーロ』が放送され、引き続き多くの出演者が番組に登場しました。また、2015年にはスピンオフとして「チーム有吉〜〇〇したら即引退スペシャル」が放送され、タレントの様々な一面を引き出しました。2016年には「クイズ☆スター名鑑」として再びレギュラー放送が開始され、番組のフォーマットを引き継ぎながら新たな試みが行われました。

このように、『クイズ☆タレント名鑑』は視聴者に笑いを提供するだけでなく、タレントや出演者の新たな魅力を引き出す場となり、日本のバラエティ番組史において特異な存在でした。

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