クイズでクイズ

『SHARP・クイズでクイズ』は、1980年10月7日から1981年1月27日まで、日本テレビ系列で全17回放送されたクイズ番組です。シャープの一社提供で、毎週火曜日の19:00から19:30に放送されていました。

この番組は、毎回異なるテーマで集められた40人のパネリストに対して4択のアンケートを行い、その結果を一般解答者ペア4組が予想するという、視聴者参加型のクイズ形式を採用していました。

番組の概要

番組の基本的な流れは、まず40人のパネリストに4択のアンケートを行い、その回答結果を一般解答者が予想するというものです。解答者は、どの選択肢が最も多く選ばれたかを予想するだけでなく、その票数も当てなければなりません。

司会

あおい輝彦：この番組が初のクイズ番組司会となりました。
相原友子

ルール

番組には、一般解答者ペアが4組出場します。また、毎回異なるジャンルで統一された40人のパネリストが登場します。

クイズは全部で6問で構成されています。

第1問～第5問
まず、40人のパネリストに4択のアンケートが出題されます。パネリストはA、B、C、Dの中から1つのボタンを押して回答します。
一般解答者は、どの選択肢に最も多くの回答があったかを予想し、その票数も解答します。
正解したチームには、賞金3万円が頭割りで分配されます。さらに、票数も正解したチームには、5万円が追加で贈られます。
ファイナルチャンス
アンケート実施前に、一般解答者は持ち金の中から1万円単位で好きな金額を賭けることができます。
賭けるかどうかは任意ですが、1万円未満のチームは賭けることができません。
アンケートの結果発表後、不正解だったチームは賭け金を没収され、正解したチームは賭け金と、3万円の頭割り分の賞金（票数正解チームはさらに5万円）を獲得できます。
最終的に、獲得賞金が最も多かったチームが「トップ賞」となり、スポンサーのシャープからカラーテレビや電子レンジなどの電化製品が贈られました。

賞金の分配

賞金3万円の分配は、正解チームの人数によって以下のようになります。

1チーム正解：30,000円
2チーム正解：15,000円
3チーム正解：10,000円
* 4チーム正解：8,000円（正確には7,500円ですが、賞金表示機の都合上8,000円と表示）

放送リスト

放送リストは、下野新聞縮刷版（1980年10月7日～1981年1月27日のラジオ・テレビ欄）を参照。

エピソード

ファイナルチャンスでは、賭けなくても運が良ければ8万円を獲得できるため、賭けない、または少額しか賭けないチームが多く見られました。しかし、「若手落語家の巻」（1980年12月16日放送）では、賭ける金額を少なくするチームが目立ったため、落語家パネリストから「セコ〜い!!」とブーイングが起こったというエピソードも残っています。

この番組は、アンケートという身近なテーマをクイズに取り入れたことで、視聴者も参加しやすい点が人気を博しました。また、ファイナルチャンスでのギャンブル要素が、番組に更なる興奮とドラマをもたらしていました。

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