クイズのりもの講座

『クイズのりもの講座』の概要

『クイズのりもの講座』は、フジテレビ系列のテレビ番組で、1984年4月5日から8月30日まで放送されました。全15回にわたり、毎週木曜日の19:30から20:00の時間帯に放送され、多くの視聴者に楽しんでもらいました。この番組は、乗り物をテーマにしたクイズ番組という独自の内容を持っており、当初は『いい旅、ときめき本線〜チャレンジ20,000km〜』と似たルールでスタートしました。

制度の変更

番組が開始された当初は、同番組と共通のルールを持っていましたが、まもなく乗り物に関する雑学を問うスタイルに変更されました。各回の放送では、視聴者に向けて5問のクイズが出題され、参加者は持ち金を10,000円からスタートしました。最初の3択問題も試みられましたが、後期には○×問題に変更されました。

興味深いのは、持ち金のスタート方式です。当初、参加者は特定の条件を満たすことで15,000円のスタートが可能でしたが、これがわずか1ヶ月後に廃止されてしまい、男女の組み合わせにも影響を与えました。

出題とペナルティ

クイズでは、レギュラー解答者と挑戦者が各問に取り組む形を取りました。4問目までの進行では上段にレギュラー解答者が座り、下段の挑戦者がフリップで掛け金を記録しました。このフリップは乗車券の形を模したもので、答えを発表する際には「切符を拝見」という独特の掛け声が使われました。正解した場合は掛け金が2倍になり、不正解の場合はペナルティが科される仕組みとなっていました。

最終問題「ドンピシャ・ゲーム」では、見事正解すれば賞金が2倍になる特典も用意されており、視聴者は最後まで緊張感を持って楽しむことができました。

放送史と出演者

番組を通しての音楽も魅力的で、優勝者決定時にはアニメ『パーマン』のテーマ曲が使用され、盛り上がりを演出していました。また、フジテレビ系列という特性上、他の番組やプロ野球中継との兼ね合いから放送が多く休止されることもあり、最終的に4ヶ月で15回という短い放送期間となりました。

司会には板東英二さんと松原千明さんが登場し、常連の解答者として橋幸夫さん、堀ちえみさん、平野文さん、竹中直人さんといった多彩な顔ぶれが揃いました。これにより、番組はさまざまな視点から乗り物に関する知識を深めることができたのです。

結論

『クイズのりもの講座』は、単なるクイズ番組を超え、参加者や視聴者に対して乗り物に関する知識を楽しく学ぶ機会を提供したエンターテイメントの一例でした。この番組の成功は、今なお多くの人々に記憶されていることでしょう。

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