クイズ三角関係

クイズ三角関係の詳細

『クイズ三角関係』は、1986年4月から10月までTBS系列で放送されたクイズ番組です。毎週火曜日の19:20からの時間帯で、視聴者に楽しい時間を提供しました。この番組は、9人の芸能人や著名人が参加し、3人が対戦する形式が特徴です。初めは島田紳助が司会を務めましたが、彼の降板後は桂文珍がその役割を引き継ぎました。

放送のスタイルとルール

番組のルールは独特で、円形のテーブルを囲む形で3人の回答者が三角形に配置されてスタートします。回答者はそれぞれトンガリ君と呼ばれる赤い小物を持ち、1本獲得するごとに賞金1,000円がもらえました。

競技の流れは、最初に中心にいる出題者が問題を出します。全員が開始前にトンガリ君を中央のテーブルに置き、そこからルーレットのように回る棚から問題カードを出題者が1枚引き出します。左側の回答者が選んだセクションに基づいて問題が読み上げられ、正解すればトンガリ君が3本獲得できます。不正解の場合には解答権が左側の人に移り、これが6回（2周）繰り返されます。

もしも、誰かが手持ちのトンガリ君を使い切った場合、その時点でゲームは終了し、トンガリ君を最も多く獲得した者が決勝に進みます。同点の場合は、抽選が行われるシステムも設けられていました。

決勝戦と特別なチャンス

決勝戦では、予選を勝ち抜いた3人が再度挑戦します。基本的なルールは予選と同じですが、トンガリ君は金色の王冠をつけたものに変わり、1本の賞金額は10,000円に増加します。この時点で最も多くのトンガリ君を獲得した者が「トライアングルチャンス」に挑戦できる権利を得ます。

トライアングルチャンスでは、司会者が用意した問題カードから1枚を選び、過去に敗退した解答者に見せて好きなセクションを選びます。問題が読み上げられ、音楽が終わるまでに解答が求められます。正解であれば、視聴者に向けてグアム島ペア旅行がプレゼントされ、不正解だった場合は視聴者へのプレゼントに回されるという仕組みでした。

番組の影響と記憶

『クイズ三角関係』は、そのユニークなルールと娯楽性から多くの視聴者に支持を受けました。視聴者側にも参加感を与える形式や、楽しさを追求したスタイルが、多くの人々の心に残っていることでしょう。特に、視聴者の応募によるプレゼント企画は、大きな話題を呼び、番組を見ながら自分も応募する楽しみを提供しました。全体として、この番組は当時のテレビ文化に影響を与えた重要な作品と言えるでしょう。

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