クイズ日本昔がおもしろい

クイズ日本昔がおもしろい

『クイズ日本昔がおもしろい』は、1988年4月7日から1991年3月28日までTBS系列で放送された日本のクイズ番組です。この番組は、サンスターの一社提供を受け、毎週木曜日の19:30から20:00まで放送されていました。日本の歴史をテーマにした多彩なクイズが展開され、後期には日本各地の文化風習も取り上げられました。

番組は、当時TBSが制作したものであり、同局では初めて日本史を題材にしたレギュラーのクイズ番組でした。また、フジテレビの『クイズなっとく歴史館』と放送時間帯がほぼ同じでスタートしたため、視聴者の興味を引く競合となりました。放送開始時期には、NHKの人気番組『クイズ面白ゼミナール』が終了し、その後継番組として位置付けられていました。

司会者と出演者

司会者は最初の年が愛川欽也、その後は逸見政孝が務めました。レギュラー解答者のメンバーは、愛川時代には谷隼人や松岡きっこ、立花理佐などが参加し、逸見時代には江川卓や森口博子、加藤茶らが活躍しました。また、それぞれの時代において特別なゲストが招かれることもありました。

ナレーションには宮内鎮雄が愛川時代に、桝井論平が逸見時代に担当しました。最初はチーム形式の出題方式が取られ、後には個人戦に変更されました。

番組の進行と得点システム

当初は2人1組のチームが解答する形式でしたが、徐々にスタイルが変わり、オープニングで行われる「○×ごあいさつ」や、最終問題での得点倍増の試みなどが導入されました。特に愛川時代後期では、100点を正解者数で分割する新しい得点方法が採用されました。基本的に、正解者が少ないほど高得点が得られる仕組みでした。

逸見時代では、スタジオセットが華やかなデザインに変わり、個人戦という新しい形式で進行されました。また、重要な瞬間には「シンキングタイム」と呼ばれる考えている時間が設けられ、解答者はその間に戦略を考える時間が与えられるようになりました。

特別番組と記録

『クイズ 日本昔がおもしろい』は、特別編成された『全国縦断!!秋の特大号』のような特別番組も製作され、多くの視聴者に親しまれました。放送終了から数年後には、メガドライブ用のゲームソフトとしてもリリースされるなど、その影響力は放送時期を超えて広がりました。

結論

この番組は、日本の伝統や文化を基にしたクイズという独自のアプローチで、多くの視聴者の記憶に残るものとなりました。歴史を学ぶ楽しさを提供することを目的とし、視聴者を魅了し続けた『クイズ日本昔がおもしろい』は、今もなお、多くの人に愛されるクイズ番組の一つです。

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