クイーンニーナ

クイーンニーナ

クイーンニーナは、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が育成したブドウの品種です。2011年3月18日に品種登録されました。

概要

交配によって生まれた4倍体品種で、その親は安芸津20号（紅瑞鳳×白峰）と安芸クイーンです。果皮は美しい赤色をしています。

特徴

大粒: 平均1粒の重さが約17gと、非常に大きな実をつけます。
高糖度: 平均糖度が21度と非常に高く、強い甘みが特徴です。
外観: 果皮は鮮やかな赤色で、見た目も美しいブドウです。

食味

残念ながら、クイーンニーナは皮ごと食べることは推奨されていません。また、果皮と果肉の分離がやや難しいため、食べる際には少し工夫が必要です。

栽培状況

収穫時期は巨峰よりも1週間程度遅れてやってきます。令和元年度産特産果樹生産動態等調査によると、全国の栽培面積は約41.9haです。主な産地は以下の通りです。

長野県: 19.3ha
山梨県: 10.0ha
愛知県: 4.4ha

クイーンニーナは栽培面積が拡大傾向にあり、大粒系の赤色品種としては、「赤嶺」に次ぐ2番目の栽培面積を誇っています。その人気と市場での評価の高さが伺えます。

クイーンニーナは、贈答用としても人気があり、その美しい外観と濃厚な甘さは多くの人々を魅了しています。今後の更なる普及が期待される注目のブドウ品種です。

もう一度検索