クエイヴォ

クエイヴォ（Quavo、本名: Quavious Keyate Marshall、1991年4月2日 - ）は、アメリカ合衆国ジョージア州アセンズ出身のラッパー、歌手、ソングライター、音楽プロデューサーです。ヒップホップトリオ、ミーゴス（Migos）のメンバーとして世界的に知られています。

生い立ちとキャリアの始まり

1991年、クエイヴォはジョージア州アセンスで生まれました。母親は美容師で、彼が4歳の時に父親を亡くしています。ミーゴスのメンバーであるクエイヴォ、オフセット、テイクオフは、アトランタの北東に位置するグイネット郡で共に育ちました。

クエイヴォはバークマー高校に通い、アメリカンフットボールチームではクォーターバックとして活躍しました。2009年には、1試合で28回のパスを成功させる記録を打ち立てています。

2008年、クエイヴォはミーゴスを結成し、音楽キャリアをスタートさせました。2013年に「Versace」で注目を集め、2016年の「Bad and Boujee」の大ヒットにより、世界的な人気を獲得しました。

ソロ活動と客演

2017年以降、クエイヴォはソロアーティストとしても積極的に活動しています。ポスト・マローンの「Congratulations」、DJキャレドの「I'm the One」、ドレイクの「Portland」など、数々のヒット曲で客演として参加しました。また、メアリー・J. ブライジのアルバム『ストレングス・オブ・ア・ウーマン』からのシングル「グロウ・アップ」にも参加しています。

2018年7月には、DJキャレドの「No Brainer」に客演として参加し、全米5位を記録しました。同年10月には、デビューソロアルバム『Quavo Huncho』をリリースし、Billboard 200で2位を獲得しました。

2020年2月には、ジャスティン・ビーバーの「Intentions」に客演として参加し、再び全米5位を記録しています。

人物像

クエイヴォは、音楽活動以外にも様々な分野で才能を発揮しています。高校時代にはアメリカンフットボールのクォーターバックとして活躍し、スポーツへの情熱を持ち続けています。2018年のNBAオールスター・セレブリティ・ゲームでは、MVPを受賞するほどの腕前を披露しました。

事件

2015年4月には、ミーゴスのコンサート会場でマリファナや銃器の所持により逮捕されるという事件も経験しました。しかし、保釈金を支払い釈放され、軽犯罪のマリファナ容疑に対して異議を申し立てず、12ヶ月の実刑判決を受けましたが、罰金の支払いにより執行猶予となりました。

ディスコグラフィー

スタジオアルバム
Quavo Huncho (2018)
コラボレーティブアルバム
Huncho Jack, Jack Huncho (2017)

クエイヴォは、その音楽的才能と多才な活動で、ヒップホップシーンを牽引する存在として、これからも注目を集めることでしょう。

外部リンク

* 公式サイト（英語）

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