クラッシュギア

クラッシュギアとは

クラッシュギアは、2001年10月27日にバンダイから発売された、子供向けの対戦型玩具です。モーターで駆動する組み立て式のマシンを使い、相手と戦うというシンプルなルールながら、奥深い戦略性が魅力でした。

クラッシュギアの構成

クラッシュギアは、以下のパーツで構成されています。

ボディー: マシンの外観を決定する。
シャーシ: マシンの基本構造。初期、VT、MVT、ZVTなど種類がある。
フロントウェポン: 前方からの攻撃に使用。
リアパーツ（ウェポン）: 後方からの攻撃に使用。
ホイール: マシンの走行を支える。

これらのパーツは自由に組み替え可能で、自分だけのオリジナルマシンを作ることができます。

クラッシュギアの遊び方

1. ボディなどがセットされているか確認。
2. 「セットアップ!」の掛け声とともにクラッシュギアの電源スイッチを入れる。
3. 「ゴー!」の掛け声とともにクラッシュギアをスタジアムに素早く置く。
4. 相手ギアを場外に飛ばすか、走行不能にするまで戦わせる。

シャーシの種類

初期シャーシ: クラッシュギア最初期のシャーシ。
VTシャーシ: 電池BOXの位置を調整することで、回転力やダッシュ力を変更できる。
MVTシャーシ: VTシャーシを基に、電池BOXを手動でスライドできるようになった。Nタイプ（オールラウンド）、Dタイプ（ダッシュ重視）、Sタイプ（スピン重視）の3種類がある。
ZVTシャーシ: MVTシャーシをさらに進化させ、電池BOXのスライド量を増やした。

その他の機能

I.O.D: 底面から突出したアームで急回転する。レフトユニット、ライトユニット、ダブルユニットがある。
ワークススタッフオリジナルギア: ホビーとしてギアファイトを楽しむために開発されたシリーズ。

メディアミックス展開

クラッシュギアは、玩具の発売に先駆けて、テレビアニメ『激闘!クラッシュギアTURBO』が放送されました。その後、映画化もされ、子供たちの間で爆発的な人気を博しました。アニメ放送後も『クラッシュギアNitro』が放送されました。

漫画

講談社のコミックボンボンで、クラッシュギアを題材にした漫画が連載されました。

激闘!クラッシュギアTURBO: アニメのコミカライズ作品。松本久志作。
クラッシュギアNitro: アニメのコミカライズ作品だが、ほぼオリジナルストーリー。松本久志作。
ギアマスターKEN²(ケン＆けん): ホビーのカスタマイズ例や遊び方をコメディタッチで描いた作品。北崎ひろき作。

クラッシュメェン

クラッシュギアのイベントなどで、大会の進行や商品説明を行うスタッフ。KEN、YOU、KOHの3人が中心メンバー。

後継玩具

2018年には、クラッシュギアの後継玩具として『ブレイク轟牙』が発売されました。

ブレイク轟牙シリーズ

サイクロンホーク
スラッシュパンツァー
トルネードファング
ブレイブホーン
ローリングタイラント
アサルトファルコン

クラッシュギアは、当時子供だった世代にとって、忘れられない思い出の玩具と言えるでしょう。後継玩具も発売されていますが、クラッシュギアほどのブームを巻き起こすには至っていません。

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