クリケットインド代表は、
インドクリケット管理委員会(Board of Control for Cricket in India, BCCI)によって組織される、
インドを代表する
クリケットナショナルチームです。その歴史は古く、国際
クリケットにおける最強国の一つとして世界にその名を轟かせています。
2024年現在のチーム主将は、ロヒット・シャルマ選手が務めています。
歴史
インドにおける
クリケットの歴史は1700年代初頭に遡り、記録に残る最初の試合は1721年に行われました。
インドが代表チームとして初めて公式な国際試合であるテストマッチに参加したのは1932年のことで、
クリケットの聖地であるロンドンのローズ・
クリケット・グラウンドで、強豪イングランドと対戦しました。この試合が、
インド代表チームの国際舞台での長い旅の始まりとなりました。
国際大会での輝かしい実績
インド代表は、主要な国際大会において数々の優れた成績を残しています。
クリケット界における最高の栄誉とされる
クリケット・ワールドカップでは2度、短時間で行われるT20形式の最高峰であるICC T20ワールドカップでも2度、そしてワールドカップに次ぐ主要国際大会であるICCチャンピオンズトロフィーでも2度の優勝経験があります。これらの実績は、
インド代表が長年にわたり世界の頂点レベルに位置していることを明確に示しています。
主な国際大会成績
インド代表の近年の主な国際大会における成績は以下の通りです。
クリケット・ワールドカップ (50オーバー形式)
1975年 - 一次ラウンド敗退
1979年 - 一次ラウンド敗退
1983年 - 優勝
1987年 - 準決勝敗退
1992年 - 一次ラウンド敗退
1996年 - 準決勝敗退
1999年 - 一次ラウンド敗退
2003年 - 準優勝
2007年 - 一次ラウンド敗退
2011年 - 優勝
2015年 - 準決勝敗退
2019年 - 準決勝敗退
2023年 - 準優勝
ICC T20ワールドカップ (20オーバー形式)
2007年 - 優勝
2009年 - スーパー8敗退
2010年 - スーパー8敗退
2012年 - スーパー8敗退
2014年 - 準優勝
2016年 - 準決勝敗退
2021年 - スーパー12敗退
2022年 - 準決勝敗退
2024年 - 優勝
ICCチャンピオンズトロフィー
1998年 - 準決勝敗退
2000年 - 準優勝
2002年 - 優勝 (スリランカと共同優勝)
2004年 - グループステージ敗退
2006年 - グループステージ敗退
2009年 - グループステージ敗退
2013年 - 優勝
2017年 - 準優勝
アジアカップ
アジアにおける強豪国が集まる大会であり、
インドは複数回の優勝を果たしています。
優勝: 1984, 1988, 1990-91, 2010, 2016, 2018, 2023年
著名な選手たち
インド代表は、
クリケット史に名を刻む多くの伝説的な選手たちを輩出してきました。現在活躍する選手から、過去にチームを支えた偉大な選手まで、その才能あふれるリストは枚挙にいとまがありません。代表的な選手の一部を以下に挙げます。
ラヴィチャンドラン・アシュウィン
スニール・ガヴァスカール
ヴィラット・コーリ
ロヒット・シャルマ
ハルバジャン・シン
ユブラジ・シン
ヴィレンダー・セーワグ
シカール・ダワン
カピル・デヴ
サチン・テンドルカール
マヘンドラ・シン・ドーニ
ラーフル・ドラヴィド
ハルディク・パンディア
ジャスプリット・ブムラ
スレシュ・ライナ
* K・L・ラーフル
これらの選手たちは、国内外で絶大な人気を誇り、
インドの
クリケット文化を形作る上で非常に大きな役割を果たしています。
インド代表チームは、豊かな歴史、層の厚いタレント、そして国際舞台での継続的な成功により、今後も世界の
クリケット界において中心的な存在であり続けるでしょう。