クリケット南アフリカ共和国代表(South Africa national cricket team)は、
クリケット・南アフリカによって組織される、南アフリカ共和国を代表するナショナルチームです。チームの愛称は「プロテアス」(Proteas)と呼ばれ、国際
クリケット界において常にトップレベルの実力を持つ強豪国の一つとして知られています。
主な国際大会成績
クリケット・ワールドカップ (ODI)
南アフリカは、国際舞台への復帰以来、ワールドカップに数多く出場しています。特に、幾度となく準決勝まで駒を進める安定した強さを見せていますが、決勝進出や優勝にはまだ手が届いていません。
1992年: 準決勝進出
1996年: 準々決勝進出
1999年: 準決勝進出
2003年: グループリーグ敗退
2007年: 準決勝進出
2011年: 準々決勝進出
2015年: 準決勝進出
2019年: グループリーグ敗退
参加した8大会のうち、4回が準決勝敗退という結果であり、優勝候補に挙げられながらも最後の壁を破れないことから、「チョーカーズ」(Chokers - プレッシャーに弱いチームを指す俗語)と呼ばれることもあります。
ICC T20ワールドカップ (T20I)
比較的新しい形式であるトゥエンティ20(T20)のワールドカップでは、最高成績は準決勝進出となっています。短い試合形式では、時にグループリーグでの早期敗退も経験しています。
2007年: グループリーグ敗退
2009年: 準決勝進出
2010年: グループリーグ敗退
2012年: グループリーグ敗退
2014年: 準決勝進出
2016年: グループリーグ敗退
参加した6大会で2度の準決勝進出を果たしていますが、他の4大会ではグループリーグで敗退しており、T20形式でのタイトル獲得には至っていません。
ICCチャンピオンズトロフィー (ODI)
かつては「ミニ・ワールドカップ」とも称されたこの大会では、南アフリカ代表は主要国際大会における唯一の優勝経験を持っています。
1998年: 優勝
2000年: 準決勝進出
2002年: 準決勝進出
2004年: グループリーグ敗退
2006年: 準決勝進出
2009年: グループリーグ敗退
2013年: 準決勝進出
2017年: グループリーグ敗退
特に1998年大会での優勝は、チームの歴史における大きな功績です。その後も準決勝に進出することが多いものの、近年はグループリーグでの敗退も経験しています。
まとめ
クリケット南アフリカ共和国代表は、ワールドカップで何度も準決勝に進出し、ICCチャンピオンズトロフィーで優勝するなど、長年にわたり世界のトップチームとして君臨しています。特にワンデイ・インターナショナル(ODI)形式では安定した強さを発揮していますが、
クリケット界最大のタイトルであるワールドカップでの優勝は、チームにとって依然として目標であり続けています。
関連項目として、女子
クリケットの南アフリカ共和国女子代表なども存在します。
外部リンクについては、
クリケット・南アフリカの公式サイトなどが挙げられます。